月経血コントロールは、
簡単に言うとおしっこのように子宮と膣奥に経血をためておき、トイレに行って排泄することをいいます。


着物を着て過ごす方や大正生まれ以前の方は、自然に行っていた月経処置文化で、
日本女性には実践していた方がいらっしゃったことが論文や文献に記載されています。


時々、生徒さんから
「立ち仕事でトイレにいくことがあまりできないので、できるようになりたい」
という質問があるのですが、それは難しいです。


月経血コントロールは、好きなだけためられるわけではありません。

おしっこもそうですが、我慢しすぎれば膀胱炎など体への負担がかかるので、
自分で好きなだけためておくわけではなく、
溜まってきた感覚や貯めておける時間を自分で把握して、トイレで出しにいくという感じでイメージしていただけると良いと思います。


月経血コントロール上達のポイントのひとつは、
現在、尿漏れや、出産経験のある方は特に注意したいところですが、
排泄するときに腹圧をかけすぎないことです。

排泄しようとする姿勢では、自然と腹圧は高まりますので無理に力をかけすぎないようにしましょう。

無理にいきむのは骨盤底筋群への負担が大きいので、
膣口をゆるめる感覚で行ってみましょう。