韓国政府の我が国に対する非礼をこれ以上容認するな! | 岐路に立つ日本を考える

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 私は日本を世界に誇ることのできる素晴らしい国だと思っていますが、残念ながらこの思いはまだ多くの国民の共通の考えとはなっていないようです。
 日本の抱えている問題について自分なりの見解を表明しながら、この思いを広げていきたいと思っています。



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 韓国の朴槿恵大統領は2月25日に開かれた麻生財務大臣との会談において、「まだ歴史問題などの懸案が未来指向的な両国関係発展を妨げているのは残念だ。隣国である韓日間の真の友好関係構築のためには歴史を直視しながら過去の傷がこれ以上ぶり返さず治癒できるよう努力し、被害者の苦痛に対する心からの理解がなければならない」と強調しました。

 事実関係がどうであったかということはとりあえず脇に置くとすれば、このような発言を一国の責任者が行うことも、一応はありうるかもしれないとは思います。

 しかしながら、ソウル市世宗(セジョン)文化会館において開かれたこの会談において、日本の国旗が用意されることはありませんでした。当然ながら、韓国の国旗は当然用意されていましたし、日本の国旗を用意するのは接受国である韓国の外交上当然の義務です。




 これまでも日韓関係はギクシャクしてきましたが、それでも日韓首脳会談において日本の国旗が用意されなかったことはなかったかと思います。野田総理(当時)が訪韓し、李明博大統領(当時)と会談した際にも、日本の国旗は当然用意されていました。




 今回のこの事態は、韓国が日本を対等な国家として認めることを明確に否定した行動だといえます。なぜ日本のマスコミはこのような大事な問題を大きく取り上げないのでしょうか。日本のマスコミは日本や日本人の誇りが傷つけられることに対して、なぜか異常に寛容です。あたかも日本や日本人が世界から小バカにされるのは好ましいことであると考えているかのようです。

 少し脇道にそれましたが、こうした外交上の原則を踏み外しても何とも思わない国家や政府が、我が国に対して「歴史を直視せよ」などというのは、開いた口が塞がりません。かつて日本に支配されたことを民族的な侮辱だと感じていて、その痛みを絶対的に大切に感じているのであるならば、他国や他国民を侮辱的に扱うことなど断じてしないはずです。

 さらに韓国では日本軍慰安婦「被害者」の陳述を収録した口述集が刊行されましたが、この口述集を発行したのは韓国の民間企業ではなく、韓国政府でした。「従軍慰安婦狩り」なるものは、吉田清治の単なる作り話に対して後から韓国側が乗っただけの与太話にすぎないということは明らかですが、あたかもこれが史実であるかのように見せかけるために「被害者」の口述集を国家が自ら編集するというのですから、凄まじい国です。

 こうした一連の韓国側の動きを見れば、謝罪好きな日本に対して攻勢をかければ、日本からお金を引き出すことができると韓国側が踏んでいることが理解できます。

 朴槿恵大統領は、日韓関係は「加害者と被害者」であり、この関係は「千年の歴史が流れても変わらない」との発言も行いました。これは千年経ってもゆすり続けてやるとの、韓国側からの宣言だと考えるべきではないでしょうか。

 我々はこうした韓国の意図を十分理解した上で、韓国政府の非礼を具体的に指摘し、場合によっては外交官を引き揚げるくらいの姿勢をしっかりと見せるべきではないでしょうか。

 我々は彼らの当然の非礼をこれまでも見逃してきました。李明博大統領(当時)は天皇陛下侮辱発言を行い、野田総理(当時)の親書を未開封のまま送り返すということまでやりましたが、発言の撤回も求めないままにしました。それどころか、国連の安保理の非常任理事国選挙において、日本は韓国を支持するということまで行いましたし、額賀特使の派遣に際しても、特使が空港の一般通路を通らざるをえないように仕向け、怒号の中を進ませるという非礼な態度に韓国政府は出てきましたが、日本側はこれについても低姿勢で受け入れたのみでした。

 いたずらに喧嘩に走るのは当然避けるべきだとしても、こうした非礼を見逃す態度を続けて、彼らをこれ以上エスカレートさせないようにするのも、極めて大切なことだと思います。

 日本政府は韓国政府に対して、その非礼を正当に指摘し、非礼を拒絶する明確な姿勢を示すべきだと考える方は、ブログランキングへの投票をお願いいたします。



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