１週間後に発売されるマイクロソフトの次世代ゲーム機『XBOX ONE』は買いか！？

日本マイクロソフトより、いよいよ１週間後の９月４日に発売となる次世代ゲームマシン『XBOX ONE』。今回の記事では様々な観点からこのハードは今買いか？を一般ゲーマーの筆者の目線で検証してみたいと思う。

次世代ゲーム機を言えば既にソニーからはPS4、そして任天堂からはWiiUが既に発売されております。XBOX ONEは３番手ということで、既に発売されているハードと何かと比較されております。

とりあずXBOX ONEはどんなハードなのか、簡単に説明したいと思う。（もし違うって所があったら指摘してくださいｗ）

◆マシンパワーについて

XBOX ONEのポテンシャル（マシンパワー）は現行機であるXBOX360の実に１６倍と言われています。本体にはユーザビリティを支えるOSとゲーム専用やブラウザを支えるOSが２つ、計３つのOSが存在し同時に起動しているので、例えばゲームをしながらブラウザを同時に表示させたり、様々なアプリをバックグラウンドで起動させておいて、それらを瞬時に切り替えが可能なんだそうです。

ただ、メモリーに関してはKINECTセンサーを作動する為に割り当てられている部分がある為に、ゲームのみに特化したPS4に比べるとゲーム自体のパフォーマンスは若干劣ります。ただ、先日のアップデートでKINECTセンサー用に割り当てられていたメモリーを解放していますので、今後はPS4との大きな違いはどんどん無くなっていくものと思われます。（但し、その場合はKINECTは使えない）

あと、何といってもクラウドですね！クラウドとは、ストレージを含めたクラウドサーバーのリソースをネットワーク越しに活用する技術のことを指します。マイクロソフトは、クラウドアプリケーションサービス「Windows Azure」をはじめとする高度なクラウドサービスを展開していて、Xbox Oneでは、その実績と経験をゲームに活かしています。

たとえば、従来であればゲームAIやグラフィックスの処理といったものはゲーム機上で処理していたが、Xbox Oneはクラウド側でこれらを実行させることができるとのこと。Xbox Oneユーザーのために用意されるクラウドコンピューティングパワーは、実にXbox Oneの3台分に匹敵するという。

ってことは、XBOX ONE本体があればマシンパワーを実機入れて約４倍まで引き伸ばせるということです！まるでドラゴンボールの孫悟空が使う界王拳みたいだｗ

◆新しくなったKINECTセンサーについて

XBOXの歴史というよりもゲーム業界全体の中で最もユーザーを驚かせたのがKINECTセンサーです。コントローラを使わず声や体の身振り手振りでゲームが操作出来てしまう非常に優れたモーションセンサーとなっております。XBOX ONEには更に洗礼された新型のKINECTセンサーが標準装備されております。（KINECTがつかないヴァージョンもある）

新型KINECTは従来のものに比べて、トラッキングできるモーションの解像度が大幅に向上しています。Xbox 360のKINECTでは2人までだった認識可能だったのですが、Xbox Oneでは最大6人までとなり、一人あたりのトラッキングできる関節の数も20か所からなんと25か所に増えています。

また、新型KINECTには赤外線カメラが採用されていて、暗い場所でもモーションを認識できるようになり、更には心拍数のモニタリングまでもが可能になっております。

個人的にもKINECTは非常に楽しみにしております。なんといっても次世代感というかSF映画の様な体験が出来てしまうから！これは他のハードには絶対に真似できないXBOX ONEだけの特権ですね。

あと音声コマンドにより直感的にゲームやアプリケーションを操作できてしまうのは是非体験して貰いたいとさえ思います。

ハードのポテンシャルやKINECTの仕様に関しては4Gamerさんが非常に分かりやすい記事を書いておりますので気になる方は参考にしてみてください。

いよいよ「Xbox One」の国内発売が迫る。日本マイクロソフトが満を持して送り出す最新ゲーム機に秘められたポテンシャルとは

◆ソフトウェアについて

ゲーマーの関心はハード性能というよりも、むしろそのハードでどのようなタイトルが遊べるのかが全てだと思います。国内におけるコンシューマ業界は日に日に疲弊していく一方です。なので、基本的には海外産タイトルが目白押しとなっています。

XBOX ONEでは、基本的にPS4とほぼ同等の海外産タイトルが遊ぶことが出来ます。

XBOX ONEのいいところはマイクロソフト社（ファースト）の提供するタイトルが非常に魅力的且つ良作揃いなところ。ファーストが出すタイトルですから他のハードでは絶対に遊べません。

あと、KINECTを使ったタイトルもXBOX ONEでしか遊べませんのでPS4よりは若干ソフトのバリエーションは優勢ですね。

オイラが個人的にプレイしたいタイトルは『フォルツァホライゾン２』『サンセットオーバードライブ』『ダンスセントラル：スポットライト』この３本です。これらはXBOX ONEでなければ遊ぶことが出来ません！（フォルツァホライゾン２はXBOX360でも発売される）ちなみに友人は『タイタンフォール』や『デッドライジング３』『フォルツァモータースポーツ５』を推していますが、オイラはあまり興味が無い。

あとこれだけは声を大にして言わなくてはならないのですが、国産タイトルはほぼ出ないと考えた方がいいと思います。そもそもXBOXプラットホーム自体の知名度も無く、日本国内では非常に肩身の狭いプラットホームですからね。普及していないハード用には各メーカーがソフトを出してくれません。

◆価格面について

XBOX ONEの本体バンドルは２種類あります。KINECTセンサー付きのバンドルとKINECTセンサーが無いバンドルの２種類です。価格はKINECT付きが４９９８０円そしてKINECT無しが３９９８０円となっております。

ＰＳ４の上位モデル（カメラ付き）が４４８００円くらいだったので、５０００円ほど高いです。

９月４日の発売時はDAY ONEエディションと呼ばれるKINECTセンサー付き本体にゲームソフト『タイタンフォール』、『KINECTスポーツライバルズ』、『ダンスセントラル：スポットライト』の３本が同梱されるパッケージ（４９９８０円）とKINECTセンサー無し本体に『タイタンフォール』が同梱されるパッケージ（３９９８０円
）が数量限定で発売されます。

ソフトがついてくるので通常よりも安くてお得ということなんでしょうけれど、正直言うと同梱されるソフトがもともと欲しくて買うつもりの人だったら安く感じられるが、そうでない（同梱ソフトに興味が無い）人にとってはやはり高く感じる！ぶっちゃけソフトいらないからその分本体を安くしてくれよ！って言う人がほとんどでしょうね。

◆総合的に見てXBOX ONEは買いか？について

オイラの正直な意見をいうと、今はまだ様子見で良いと思います。

メモリの関係で本体の性能はPS4に若干劣るとは言っても、例えばグラフィック面ですとＴＶのサイズが６０インチ以上、しかもその画面を凝視しても差なんて分かる人いるの？ってレベルです。なのでその点で騒いでいる人がいるようですが、マシンパワーはさほど気にするレベルではないと思われます。むしろKINECTやクラウドにも力が入っているXBOX ONEは将来化ける可能性が高いハードだと思います。あと、約１０年続いているXBOX LIVEのオンライン環境が非常に優れているのも大きいですね。

そんなXBOX ONEを様子見した方がいいという理由の第一にやっぱり値段が高すぎる！ハードだけで５万ですよ。（KINECTなしでも４万）ソフトや周辺機器を揃えるとなるとめちゃくちゃ大金が必要です。

第二にローンチにソフトをかなりの量を集めているけど、どれもこれも賞味期限切れのソフトだらけ。これは国内におけるPS4のローンチでも同じでした。中には１年も前に発売されたソフトをフルプライスで売られているものまであります。ユーザーなめてんのか！って思えるよホント。

迷っている人は、ローンチ以降に発売されるソフトで購入するか見極めた方がいいと思います。

では一番の買い時は？ってなるわけですが、オンラインゲームをメインとしている方は一緒に遊ぶフレンドの動向をみながら決めればいいし、ぼっちプレイがメインの方は、どうしても本体を買ってでもプレイしたい独占ソフトがあればその時でいいと思いますが、おススメは１年後となる来年の１０月～１２月（ホリデーシーズン）くらいが一番いいんじゃないかと思う。おそらくハードそのものの値下げはあるだろうし、その頃になればソフトも豊富でしかも中古も出回っていますから適正価格でソフトの購入ができます。

ちなみにオイラは人柱となってXBOX ONEのDAY ONEエディションを購入します。幸いいつも一緒に遊ぶフレンドも購入するということなので孤立することは無いし、ローンチではないけど年内に発売するプレイしたいソフトもある。だいたい総額で１０万円くらいの予算を組んでいます。

まぁブルーレイ（３Ｄを含む）の再生ができますのでXBOX ONEの位置づけとしてはXBOX360の後継というよりむしろ先日売り払ったPS3の後継として活躍してくれることを願っています。

届きましたらまたレビューしたいと思いますのでお楽しみに！！

ＭＡＧＩＣ兄貴

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