ワルシャワより Dzień dobry 
みんなぁ 
おはよう 
素敵な週末を迎えてるかなぁ
お仕事の人たちは みんな 
ファイトだよ 
最近 ワルシャワにも 梅雨がきたのかなぁ 
と思わせる ポーランドでは 珍しい
湿度が高くて ジメジメしてるよ
←日本の梅雨に比べたら 怒られちゃうくらいだけど… 癖っ毛のワタシの頭は いつも以上に 爆発
ポーランドのお家には エアコンがないことの方が多いから 扇風機 ブンブン ブンブン 回しながら 過ごしてるよ 
そんなこんなで… きょうは 寒い 
寒い 季節外れの お正月に行った ワルシャワから南へ 約２２０km Częstochowa：チェンストホヴァの Jasna Góra：ヤスナ グラ修道院 に行ったときのことを ぜひ シェアさせてね 寒いときの 写真を見たら 少しは 涼しくなるかしら〜 
ほな 行くよ
フローズン チェンストホヴァ へようこそ 
この日も 氷点下２桁の気温 たしか マイナス１６℃ 携帯で写真を撮ろうとすると 液晶画面が 真っ暗にすぐに 完全シャットダウンしてしまうくらいの 極寒 
寒い中でも がんがん 走ってくれる 車のおかげで 無事到着 駐車場から 修道院の裏側から 入ることができたよ
ホーランドでは 国民の９５％以上が カトリック信者といわれていて ここ チェンストホヴァが いちばんの聖地であり みんなの 精神的なよりどころ になっているんだって 
そのチェンストホヴァに 光の丘 という意味をもつ ヤスナグラ修道院 があるというわけ 
この ヤスナグラ修道院は １３８２年に ハンガリーからきた カトリックの司教団によって 建設されたとか。
ヤスナグラは 聖母マリアに捧げられた カトリック教会の修道院で ヤスナグラの聖母 イコンが 祀られていることで 有名なんだよ このマリア様のイコンは 肌が黒いことから 黒いマドンナ とも呼ばれていて 数々の奇跡を起こしたことでも 有名で 数百年にわたって 世界中からの巡礼者が 訪れてるんだって 
写真は 修道院内に建つ バロック調のバジリカの天井に 描かれた 黒いマドンナの フレスコ ヤスナグラの聖母に関しては つぎのブログで 紹介させてね
１５１７年に始まった 宗教改革とともに ローマ カトリックで統一されていた 西ヨーロッパは プロテスタントという分派の誕生によって キリスト教世界が分裂
その後 １６１８年から １６４８年に戦われた ３０年戦争という プロテスタント：新教派と カトリックの間で 展開された最大の宗教戦争があったことを 学校の歴史で 聞いたことがあったようなぁ〜 
もちろん ローマ カトリックである ポーランドも 数々の戦いに巻き込まれたんだよね…
カトリック vs. プロテスタントの戦争が 終わったと思ったら… 当時ポーランド王国の一部だった ロシア人と同じ ギリシャ正教会を信仰する ウクライナのコサック民族は カトリックの多い ポーランド貴族の支配に対して 気に食わなかったんだよね 
だから １６５４年に コサック民族の人々は 自治を求めるために…
ロシアに支援を受けながら 反乱を起こしたのだ そうしたら… それは ずるい と プロテスタントであった スウェーデンも ロシアに対抗して ポーランドに 侵入 ポラーンドにとっては まだまだ 宗教戦争はつづき… 大洪水でも起きたかのように ロシア軍と スウェーデン軍に侵略をうけて 滅亡の危機に立たされた 大洪水時代 があったんだよね 
１６５５年の 大洪水時代に スウェーデン軍が ポーランドを侵略したとき この ヤスナグラ修道院も 包囲されてたにも関わらず 奇跡的に残ったのは あの ヤスナグラの聖母：黒いマドンナ が守ったらからだと 信じられているのだ 
歴史の部分が ちょっと 長くなっちゃったけど… ポーランドは 昔から 東からも 西からも 攻められては 大変な歴史を繰り返していたんだよね
ヤスナグラ修道院の正面入り口 黒いマドンナのイコンが アーチの上にもあるね
地面は ツルツル 
寒くても 大勢の方々が 訪れてたよ
黒いマドンナ はこの日１３：３０にミサとともに お披露目予定… しばし 空中庭園をお散歩してみたよ
ポーランド出身の 第２６４代教皇 ヨハネ パウロ２世の像 ポートレートや写真は ほぼどの教会を訪れても 見ることができる光景だよ
ワタシも 記念に パチりっ 
いやぁ〜 寒かったぁ〜
地上２階３階だったかなぁ〜 の空中庭園から撮影した ヤスナグラ修道院… 外から見える 窓には綺麗な レースのカーテンが掛かっていたり 可愛いお花が活けてあったり
修道院での生活を感じさせらるなぁ 
神様に自分の人生を捧げる ってどんな感じなんだろう
お昼過ぎまでは 青空も広がり とっても いいお天気 
空中庭園から 裏を見おろうと とーっても 広い敷地が 
そして 庭園には 大きな舞台が広場に面して 設置されてたよ 立ち入り禁止で 写真は撮れなかったけど どうやら…
http://www.krakowniezalezny.pl/ より 引用
毎年 ８月１５日の聖母被昇天の日には ポーランド各地から 日本の御遍路さんのように ヤスナグラ修道院を 歩きで目指す 巡礼者たちで 溢れかえるんだって 
その人数は ５０万人を超えるとか 着込みすぎて 身動きが取れない ワタシ 
１月に入っていたけど キリスト降誕のシーンが 展示されてたよ 実は それには 理由があったことを 今年 はじめて 知ったんだよね 私たちが 住むマンションの ご近所さんは 正教会を信仰していて クリスマスは 私たちが 思っている １２月２５日 ではなくて １月７日 だということを 教えてもらったの 知らなかったぁ だから １月に入っても 街の飾りもまだ 残ってたんだね のんびり屋さん だからだと 思ってたけど 違ったんだね …失礼いたしました 
そうそう いちばん最初に ９０％以上の ポーランド人が ローマ カトリックを 信仰していると 書いたよね そのうちの ７５％の方々が 教会に行って 信仰を実践 年々 減ってきてるとは 言われてるけど ポーランド人の信仰心は ほかのヨーロッパの国に比べると とても高いと 言われてるんだって 日曜日には もちろん 教会に行き… キリスト教の祝日は ほとんどの お店が閉まっていて 街では たくさんの方々が 教会に足を運んでいる姿を 必ず見かけるよ
あとね ポーランド人は お誕生日とは別に 自分と同じ聖人の日を 霊名日として お祝いする習慣があるんだって その時は 家族や お友達を お家に招いて お誕生日同様… または 家族によっては お誕生日以上の お祝いをする こともあるんだって
ヤスナグラ寺院には たくさんの 信仰者たちが 訪れてた… ワタシは 特定の宗教を 信仰していないけど このように 心の拠りどころを 求める気持ちは わかるような気がする 世界には まだまだ 知らないことが たくさんあるなぁ〜 とつくづく思ったとさ。
おしまい。
長くなっちゃったけど… 最後まで 読んでくれて ありがとう 次は うわさの 黒いマドンナを みんなと シェアさせてね
