おはようございます!

株式会社MINERVAの佐藤幸恵です。






本日のBGM: Ella Fitzgerald [One note Samba]

(曲が聴けます。)







<先日、友人と一緒に開けたメドックワインマラソンのときのお土産のワイン。

行きつけのイタリアンで頂きました。>
おんなだてらにIT社長-ワイン


<ChateauPougetの1982年です。

古いワインセラーのような香りを含んだ、重厚な香りでした。

コンディションも良く、とっても美味しかったです!>
おんなだてらにIT社長-ラベル







さて、本題。







システム開発にとって、スケジュール作成は非常に重要な工程です。

その開発の成功を大きく左右すると言っても過言ではありません。



そんな重要なスケジュール作成にとってのポイントが、今回のタイトルどおり


  スケジュールのリスクをどこに積むか?


です。



これは、通常のお仕事をする時にも適用できる考え方なのですが、  

みなさまは、お仕事をするときのスケジュールのリスク(バッファ)をどのように設定して

いますでしょうか?



スケジュールのリスクは、決して作業ごとに設定してはいけません。



それは何故かというと、

 リスクを作業ごとに設定した場合、最初からそのリスクの

 時間を含んだ時間内で作業を終わらせようとしてしまうから

です。



システム開発をする中で、様々な問題が発生します。

そのために使うべき「リスクとして設定した時間」が通常の作業に消費されてしまうわけ

ですから、実際に問題が発生したときには、別途時間を使う事になってしまいます。


これが原因で、スケジュールが延びてしまう現象が起こるのです。

(スケジュールが間に合わないシステム開発は、往々にしてこれが原因だったりします。)




さて、ではどうしたら良いか?の答えは下記です。



 リスクは個別の作業ごとに設定せずに、

 プロジェクト全体に対して設定しなければならない



普段から、「~ねばならぬ」という強制的な言葉を極力使わないようにしているのですが

今回のテーマは、そのような強い表現で表す必要があると思い、強いてこの表現に

しました。

個別の作業にリスクを積んでしまうと、各担当者はその時間すべてを「自分が使って良い

時間」と思ってしまいます。

プロジェクトマネージャとしてリスク管理しなくてはならない立場にあっては、そのリスクは

全体としてコントロールできるようにする必要があります。

その点を常に念頭においてスケジュールを作成すれば、「スケジュールが間に合わない」

という問題を防ぐことができるようになります。


簡単なようで、実際は多くのシステムエンジニアが陥ってしまう問題のように思います。








ではみなさま、今日も楽しい一日にしましょう!!!!!