2004年 日本映画ベスト10 | こだわりの館blog版

2004年 日本映画ベスト10

と、言うわけで今週一週間は
各ジャンルの2004年を振りかえりたいと思います。
本来こういうのって2004年中に行う事を重々承知の上で、
昨年中は結局報告する事で手いっぱいで、
やっとこさ年越して全ての報告が終わったので
こちらを着手するわけであります。

本日は「劇場で見た日本映画のベスト10」
今年前半は2003年公開分「ジョゼと虎と魚たち」やら
「赤目四十八瀧心中未遂」などを追いかけるように
見ていましたが、これらは2003年扱いとしまして
2004年に劇場公開されたものに限定いたしました。

と、いうわけで10位から
(blogにて報告分はリンクしております)

 10位 「69<sixty nine>」(李相日監督作品)

  若きクリエイターが若き演技陣とジョイントした青春群像。
  1969年にこだわらない今の感覚的な勢いが新鮮でした。

 9位 「恋の門」 (松尾スズキ監督作品)

  演劇界の鬼才・松尾スズキの映画初監督作品。
  松田龍平の斬新な起用のし方が傑作でありました。

 8位 「スウィングガールズ」 (矢口史靖監督作品)

  「ウィーターボーイズ」の二匹目のドジョウは、
  山形で元気にジャズスウィングしていた!

 7位 「ハウルの動く城」 (宮崎駿監督作品)

  「?」が多い作品ではありますが、毎度のごとく
  そのイマジネーションあふれる世界に圧倒されました。

 6位 「隠し剣 鬼の爪」 (山田洋次監督作品)

  終わり良ければ全て良し。スパッと終わるラストのなんと心地
  よいこと!やたらと説明するのが好きな山田洋次監督ながら…

 5位 「油断大敵」(成島出監督作品)

  今年の頭にひっそりと公開された、ホントもったいない傑作。
  柄本明と役所広司の演技のぶつかり合いがお見事!

 4位 「東京原発」(山川元監督作品)

  今年のアイデア賞ものの秀逸な脚本を、一癖も二癖もある
  役者陣で魅せる。こちらも役所広司が見事!

 3位 「誰も知らない」 (是枝裕和監督作品)

  柳楽優弥に始まり、柳楽優弥で終わる傑作。
  彼のあの目に、あの表情…いまだ衝撃が残ってます。

 2位 「血と骨」 (崔洋一監督作品)

  ビートたけしもスゴイがこの作品は脇役たちがさらにスゴイ。
  特にオダギリジョーと濱田マリ。もう主役を食う助演賞モンです。

 1位 「下妻物語」(中島哲也監督作品)

  もう見た時に今年のベスト1を確信しました。
  監督のセンスの良さに役者陣の意外な(!)までの好演。
  キワモノ素材が演出一つで洗練されたドラマの傑作に化けた!

 次点 「父と暮せば」 (黒木和雄監督作品)

こうして10本書いていてもワクワクするくらい
今年の日本映画は秀作揃い、豊作の年でした。
 
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