ブログ再開を宣言してから早3週間。

全然書けてなかった(..;)

 

ということで、改めて今日からまたよろしくお願いします。

 

うちのカウンセリングルームには、

複雑性トラウマの方がニューロフィードバックの施術を求めて日々お越しになります。

「何でニューロフィードバックを知りましたか?」と聞くと

多くの方はこちらの書籍

「身体はトラウマを記憶する」

を読まれてのようです。

 

この本は、

ボストントラウマセンターで長年トラウマ治療に当たっていた

ベッセル・ヴァン・デア・コークの臨床と研究の結果書かれた名著。

その第19章に

「脳を配線し直すーニューロフィードバック」

として、

ニューロフィードバックもいくつかのトラウマ治療と併せて紹介されています。

 

実はニューロフィードバックはソフトウェアの開発会社により様々な方法があります。

マインドセット・デザインズでは、

この章に登場するシバーン・フィッシャー(ヴァン・デア・コークにNFBを教えた人物)と同じ方法で

ニューロフィードバックを行っています。

 

そして、複雑性トラウマの方々の施術をしていて思うことがあります。

 

幼い頃から過酷な家族関係の中で過ごしてきた彼/彼女らは

 

安心な感覚

落ち着く感じ

リラックスする感覚

 

がそもそもよくわからない、

という方が多いです。

 

多くのトラウマ治療ではトラウマ処理の前段階として、

クライアントが安全感を感じられるようになることが大事になります。

でも、これまで一度もそのように感じたことがない方々には、

それはとても困難だったり、時間がかかることでもあります。

 

ニューロフィードバックでは脳波バランスを良い状態へと誘導していくことで、

比較的短期間に、

すーっとその状態になることが可能です。

 

「落ち着くってこういう感じなんですね。初めてわかりました。」

と言われる方も多いです。

 

そして、私は施術中からクライアントと隣同士で座っています。

施術中は一人で画面を見ているクライアント。

その時はポリヴェーガル理論で言う背側迷走神経での落ち着き。

一人でリラックスする感じ。

 

でも、施術が終わり、

私と隣通しで結果を見て話している時は

きっと腹側迷走神経(つながってリラックス)が働いて、

本当に穏やかな時間を二人で共有できます。

この時間は私も本当に心地が良いものです。