明日から休学、ということは今日で今のクラスとお別れ。
昨日はずっと今日学校へ行こうかどうか迷ってました。何でも話せるような友達もできず、浮いてる存在だったけど、楽しかったしクラスのみんなは優しくしてくれたし、最後は行かなきゃかなと思って。
でも3週間前の心に刺さるような出来事を考えると、やっぱりためらいました。友達にメールして授業内容などを聞くと、今日が最後なのをあんまり覚えられてないみたいで、「寂しいよ」と言われました。
そのとき私は、このクラスから去っていくんだなと、初めて実感して泣いちゃいました。そして決めました。今日は今のとこ一番得意な英語を受けて、卒業アルバムに載る集合写真に映って、みんなにちゃんとあいさつして別れようと。
英語のやるとこを聞いてがんばって予習しました。どうしてもわからないところはネットで作品を調べたりもしたけど、ほとんど得たことがなく、1時間の予習もそんなに満足できるものとは言えなかったけど、だいたいわかった気がしました。別れのあいさつもネタを考えて、準備が整いました。

ちゃんと起きれて、楽しい気分で学校に向かいました。やっぱり今日が私にとって最後なのを知らない人が多いらしくて、言ってあるはずの友達も「えっ?」と驚いたりもしました。
授業が始まって、私もやる気満々でした。英語はいつも重要なとこを確認するときは、クラスの人を当ててました。そして難しい質問になると、クラスで何人かの英語ができる生徒に聞き回りました。私もその一人で、好きな授業はちゃんと予習するタイプなのでよく当たって、正解したりして喜んでました。
だから今日も当たるんじゃないかと思いました。というか確信してました。確かに今年度は私が当たったことが少なかったんです。授業に出てないので、勘違いしたりして恥をかくから、という先生の気配りでしょう。
授業を聞いてると、やっぱり勘違いしたこともたくさんあって、深読みしすぎてました。それでも当たると信じてました。先生はこれが私にとって高校最後の授業になるのも同然だって、ちゃんとわかってるから。
どきどきしてるうちに時間がたっていきました。難しい質問もありました。クラスの英語ができる生徒みんな当たったのに、私だけが取り残されて戸惑いました。確かに当たったとしてもうまく答えられない問題が多かったんです。
チャイムと共に、
「じゃここは次回で」
という先生の言葉は、私には
「すべてが終わった」
と同じ意味でした。

正しいかどうかは問題じゃないのに。

私は、正解したかったわけやない。ただ、自分の存在を確かめて、昔の生きる力を持ってた私に戻ってほしかっただけや。

私なんて、姿もかけらも消えてしまった。

集合写真も別れのあいさつも捨てて、隠れるようにして帰っていった。最後の日だっていうのに、何も言わずに帰っていった。誰かからメールか電話が来ると思ってたけど、誰も来なかった。連絡しても無駄だと思われたのだろうか?私にはわからない。
勝手に帰ったのは私のわがままだってことぐらいわかってる。けどこうするしかなかった。
他に道がなかった。すぐにでも帰らなければ、心がもたなかった。私だって、辛かった。

もう学校なんてものはいやだ。
受験もしたくない…大学も行きたくない…

I am GOD'S CHILD.
この腐敗した世界に堕とされた

神様の子じゃないのはわかってる。でもどうして、こんな悲しい世界に堕とされたんだろう?
絶望のどん底。唯一うれしかったのは、クラスで一番親しいと思ってる友達と会ったとき、どちらからともなく手を出して叩き合ったこと。

不適応者は過ぎ去るしかない。
どっか遠いとこに行きたい…