カンブリア宮殿で特集された「QBハウス」の放送を見て思うこと | 横浜大口商店街 美容室ロディーナ代表 吉川光洋のブログ

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こんにちは!
横浜市の大口でロディーナって美容室をやっている吉川光洋です。
このブログは美容室経営者の視点でのボクの考え方、お店やスタッフに対する思い、あとは好きなコトを書いてます
このブログを見てくれた人にボクの事が伝わればいいなって思って書いてます



こんにちは
美容室ロディーナ代表の吉川光洋です

ボクのフェイスブックのタイムラインこんなフィードが流れてきました
離職率50%を12パーセントへ 1000円カットのQBハウスが敢行した「働く人がすべて」の改革

全国で600店近い店舗を持つ1000円カット専門店のQBハウスの社長がカンブリア宮殿で取り上げられてました。
ボクもいつもカンブリア宮殿は録画してみていていますが、この放送はまだ見ていなかったからこの記事を読んで録画を見てみました

リンクした記事にも書いてましたが離職率を50%から12%へ
この取り組みにはとても共感できる部分が沢山ありました

どういう事をしているかというと、簡単にいえば出店ペースをおさえて教育に力をいれる

今まではあまりに新店舗の出店のペースが早かったから幹部社員は長距離移動の出勤や、現地への引っ越しという負担があった。社員教育もままならないのでお客さんからのクレームもある。そこに歪みができて社内のムードは悪くなり離職につながっていくという流れからだった

そんな社内環境に現社長が就任した時に気付き改革を始めた

1番共感した部分は、入社した社員を最初の6ヵ月かけて10分で切れるようになるために徹底的に教育する。その6ヵ月間は現場には出ないでトレーニングルームでみっちり教育を受けるわけですが、その間も給料は支払われるそして6か月後には現場でカットできるようになってるっていう仕組みです

これはロディーナでもいつか必ずマネしたい仕組みですね

一般的に美容師が新卒からスタイリストデビューするまでに期間は2~3年です
この期間はサロンによって様々ですが、普通に考えたらまあ長い期間ですよね

この間はアシスタントとしてスタイリストのサポートをしながらトレーニングをつんでスタイリストを目指していくわけですが、当然ですがその間は売り上げを上げることはできません
サロンによってはアシスタント時代にマツエクとかで売り上げを作る仕組みを作っている所もありますが、ボクはアシスタントだからこそ美容師としてサロンワークに集中することの方がそのスタッフのためになると思ってるので他のことはやらせたくないです

ただ、経営側からしたら美容師のアシスタント期間が短ければ短いほどいい
だからと言って、ろくにカットもできないようなレベルのスタッフに入客をしたらお客さんに迷惑がかかってしまう

だからこういうトレーニングルームがある仕組みはボクもずっと前から取り入れたいと思っていた事なんです

トレーニングルームがあると新入社員の教育も出来るし、夜に時間のとれないママさん美容師だってトレーニングできる。ママさん美容師じゃなくたっててみんなで交代でトレーニング出来るから営業後のプライベートの時間も充実する
撮影だって出来るしね


お客さんから選ばれることよりも、社員から選ばれるような会社になる
とQBの社長は言ってた


ホントそうだよなーなんて思ってみてました


ただね、放送されていない別の局面からQBハウスをみたら共感できない部分もたくさんある

誰かが言ってたけど、QBハウスができると地域の床屋さん10件くらいつぶれるらしい

この話はかなり大袈裟に言ってるかもしれないけどそのくらい普通の床屋さんにしてみたらインパクトがあるってこと
地域に価格破壊を起こしてお客さんを根こそぎ持っていく
自分の会社だけが潤うようなビジネスモデルはボクは共感できないなー

ただ、お客さんが安売りに流れて行くのもわかりますよ
だって美容室や理容室の価値がわからないんだもん
それは自分たちの責任ですからね

個性的だと思ってるのは自分たちだけ
お客さんからみたらなんにもわからない

だから安売りサロンに負けないように技術の勉強もマーケティングの勉強しないとね

あー
トレーニングルーム欲しいわー


ではまた