子宮頸がん予防【ファシズム】 | 風の日は 風の中を

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~職場や学校で不安感に悩んでいる方へ~
「不安とともに生きる」森田理論をお伝えしたいと思いブログを書きはじめました。
2011年9月からは、日々感じたこと、心身の健康などをテーマに日記を綴っています。

私は、母性保護を前面に押し出したファシズムが嫌い


子孫を生み育てる…この役割を保護していくことを最強の正義としてふりかざされたら、文句とか言いにくいね

母乳育児について記事を書いたことがある。そのときは一応「すばらしい」ということにしておいたけど、母乳育児は、ひとつまちがうとファシズムになる、というのが正直な実感。


一般論として母乳はすばらしい。

でも個人の状況によっては、母乳を最優先できないときもあるし、負担だというケースもあるし、いろいろである。

母乳育児で無理をして、もっと大切にしたいことを見失いそうになっているケースだってある。当事者じゃない人が「母乳でがんばりましょう」なんて言うのは、有害なおせっかいだと思う。


そして、いまいちばん、違和感を抱くのが「子宮頸がんは予防の時代」というキャンペーン。


「ワクチンと検診で、大切な子宮を守ろう」と産婦人科医師が講演を行っていた。女子大学生や小さいお子さんのいる若いママたちが、「予防が可能だと知らずに、子宮頸がんになってしまったら後悔するはず。正しい知識を伝えていきたい」と一生懸命、活動されている様子が報道されていた。

アップコレだけみると、みんなのために、若い人たちが、頑張ってくれてるんだな、と思うだろう。


でもさ、「正しい知識をつたえる」って、どこまでの情報?

都合のよいことだけ一方的につたえて、悪い情報を握りつぶすことではないよね?


日本では2年前から小学6年生~高校1年生女子を対象に予防ワクチン公費助成が始まった。
私が住んでいる県の話だけど、ワクチンの効果および副作用の問題を慎重に協議する市町村もあれば、ただちに助成お願いします、と名乗り出た町もあって…そこの担当者は「よいことをいっぱい伝えて、ワクチンを受けやすくして、みんなに受けてもらいたい。不安にさせることは言ってはいけない」と発言。この発言はジャーナリストにきかれて公にされた。


「ワクチンを受けるべき」と最初っから着地点をきめているから↑こんな発言になるんだろうね


ワクチンは健康な人が、病気を予防するためのもの。

良い情報(予防の効果など)と同時にリスクをつたえて、その上で本人が選択するものじゃないの?


公費助成があるからというだけで受けるものでもないよ

子宮頸がんというリスクが回避できるのなら、副作用というリスクはゼロじゃないけど、そこはたぶん大丈夫でしょう、という気持ちの人が受けるものだと思う。


そして、今年6月の終り頃、この2年の間に567名もの人が失神などの副反応をおこしていたことがあきらかになった。

厚生労働省は「接種した人の間で痛みが強い、という噂がひろまっていた。恐怖心をもったまま、接種を受けたことで迷走神経反射がおこったのでは…ワクチンとは無関係」というようなコト、言ってましたね!

私は看護職なので、強い痛みを伴う筋注の場面や、恐怖心を持ったまま、何らかの医療行為を受けている人に出会う機会を経験してきましたが、今回のことは、もっと警戒していいことではないかと思う。


そして迷走神経反射という言葉で、事態を収束させようとしてる医者を、異様だと思う。

日本よりずっと、予防接種が、国民の義務になっているアメリカ。その国の大統領が自分の娘さんに予防接種させたくないんだ、と発言したと噂が流れましたが、どうだったんでしょうね?

ホントなら、こういう気持ちは大事にしてほしいと、私は思う。

そして、自分の娘さんにしたくないことを、よその娘さんにしていいのか?慎重に考えてもらいたい。


『子宮頸がんは予防の時代キャンペーン』においてワクチンはぜったい正しいことになっているので、その効果やら、副反応について危惧する意見など言うと、「反対派」と呼ばれ、叩かれる。

私も反対派なのかもしれないが、受けようという意志がある人が受けることに、反対する権利はないと思っている。

失神をおこした人が、「次の予防接種は見合わせたい」と考えるなら、それでいいんじゃないですか、と言いたいだけです。

「受けない」という判断をする人が批判される今の風潮はヘンだ!!


子宮頸がん予防ワクチンは、種痘とはちがう


※種痘とは、感染力がつよく不治の病と恐れられていた天然痘の病原体、天然痘ウイルスを撲滅した予防接種です。


子宮頸がんとHPV(ヒトパピローマウイルス)感染が、関係があるのでは、といわれて長い年月がたっている。いま、接種されているワクチンは、このウイルスの感染を予防するもの。それによって子宮頸がん発症を防ぐことをねらいとしている。(がんそのものを退縮させるのではない)


ヒトパピローマウイルス自体は、ごくありふれたウイルスであり、健常者の命を危険にさらすようなものではないことが、知られている。でも、ワクチンを普及させようとするキャンペーンのせいでこのウイルスにすべての原因があったように誤解させる面が出てきたと思う。

最初の頃は、もっと個体側の条件について言っていたはず。

(今は、副反応が出た時だけ、個体側のせいにして…おかしいと思うなー)


アメンバーのしらくもの健康を取り戻そう さんが、ブログの中で以下を紹介してくださいました。この問題を真剣に考えている方、ぜひ見てください。


子宮頸がんワクチンの副反応で苦しんでおられる方へ  

http://satouclk.jp/2012/09/post-51.html