副交感神経優位にするには(2) | 風の日は 風の中を

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~職場や学校で不安感に悩んでいる方へ~
「不安とともに生きる」森田理論をお伝えしたいと思いブログを書きはじめました。
2011年9月からは、日々感じたこと、心身の健康などをテーマに日記を綴っています。

前記事に対し、夜11時くらいまでには就寝して…というコメントをいただきましたが、これは重要なことです。

交感神経の過度の緊張持続が長期にわたると、健康面に悪影響が出ます。

そうならないために、一日の中で「副交感神経優位の時間帯」を確保する必要がありますが、コメントにかいていただいたように午後11時頃から切り替わっているのが理想だといわれます。


それというのも、人間の免疫力は夜の12時くらいから、ガクッと下がってしまうからです。

昔からいわれる「太陽とともにある生活」というのは、免疫学からみても、たいへん正しいということです。

とくに午前2時~4時の間は睡眠状態あるいは、眠れていなくても身体を休めている状態にあることが望ましいです。

不調部分を修復するこの時間帯に、がんばって仕事をしている人は、かなり身体に負担をかけていることになります。

おかれた環境、仕事の内容などのために、わかっていても選べない場合もありますが、無理を重ねる期間が長年にわたらないよう気をつけたいものです。


話が少しかわりますが、私は「水分の摂取量」ということについて、結果として無理をして体調をおかしくしてしまった経験があります。

2年前、私は大好きだった叔父をガンでなくしてしまったのですが、亡くなる少し前、叔父は「水分をきちんと摂るように」というアドバイスを受けていました。

一日に2リットル近くの水分を可能ならとったほうがよい、という話を「血液がサラサラ流れるためには水分不足になってはいけない」という意味だと思い、叔父とともに、喉の渇きを感じる前に意識的に水分を摂ることを実践しました。

叔父が亡くなったあとも続けていたのですが、「一日の摂取水分量」にこだわりすぎて「飲む速さ、タイミング」ということはあまり考慮していませんでした。

一時期「過敏性膀胱」という状態になってしまい、水分量を抑えることで治りました。

最近、アメーバブログを書いている方から、腎臓の水分処理能力をこえる量をとってしまうと、水毒という状態になってしまうことを教えていただきました。

自分自身、健康について考える機会が多い職業なのに、全体のバランスの中で物事をとらえていなかったことを反省しています。


この記事のタイトルも「副交感神経優位にするには」としていますが、けしてこの状態にかたよってはいけません。

昼間活動している時、交感神経優位なのは理にかなったことです。

大切なのはやはりバランスだと思います。

副交感神経優位に傾きすぎたとき、問題になるのが「低体温」です。

運動不足のほか、冷房、清涼飲料水、薬を過度に使用してしまうこと…低体温をつくる条件が現代は多くなっているようです。

低体温だと、免疫力が下がり、精神面でも落ち込みやすくなります。

秋風を感じる季節に入りました。からだを冷やさないことを意識していきたいと思います。