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八月納涼歌舞伎の二部に行きました〜♪





第二部

一、東海道中膝栗毛


 弥次郎兵衛(市川染五郎)と喜多八(市川猿之助)は、まともに働きもせず、毎日好き放題に自堕落な生活をしています。

伊勢参りをすれば何でも願いがかなうという話を耳にし、うだつが上がらない生活に嫌気がさした弥次郎兵衛と喜多八は、すべてから逃げるように伊勢参りへと旅立ちます。

その道中で持ち金のほとんどを失った二人が新たに向かった先は…。



何でもありのお話しでした・・・。

弥次さん喜多さんのお伊勢までの道中には、家督相続の若侍に白鬚の盗賊、美しい幽霊が出たと思ったら、ラスベガスまでたどり着き、石油王の前で獅子の毛ぶりまで披露します。

困ったときには、何と天照大神が現れますヽ(;´ω`)ノそれが笑也さんで美しいです!

ラストは、伊勢までたどり着き家督相続も上手くいき、めでたしめでたし・・・。

花火大会をバックに弥次さんと喜多さんの宙乗りで終わりました。猿之助さんは六月から三か月宙乗りです。

宙乗りで劇場中が盛り上がり良い終わり方ですが、猿之助さんって、高所恐怖症なんですよね(((( ;°Д°))))

お話が、う~ん、何だかイマイチ・・・。盛りだくさんですが、消化しきれてないというか・・・。

芸達者な方々ばかりなのに、正直、勿体無いなぁ~。團子ちゃんの供侍は、GOOD!  










二、艶紅曙接拙



 富士山の山開きで賑わう江戸の浅草。

蝶々売留吉(坂東巳之助)と町娘お梅(中村児太郎)、大工駒三(中村国生)のもとへ角兵衛獅子の神吉(中村宗生)と清吉(中村宜生)、朝顔売阿曽吉(中村勘九郎)、庄屋銀兵衛(坂東彌十郎)、団扇売お静(中村七之助)、虫売りおすず(中村扇雀)も集り、何か面白いことはないかと話しています。

そこへ現れたのは、小間物屋の紅翫こと紅屋勘兵衛(中村橋之助)。

面白い三味線を弾いて人気者の紅翫は、皆に呼び寄せられ次々に芸を披露していきます。

怒り上戸、泣き上戸、笑い上戸を踊り分け、続いて芝居に登場する人物を演じていきます。
そして皆と踊りに興じるのでした。
 

「こんな物売りが居たんだわね~」と江戸の夏の風俗が、わかる舞踊です。

地球温暖化の現代と違って、もっと過ごしやすかったと思います。夏という季節を楽しむ余裕があったのでしょうね。