【ゴミ屋敷片付け、特殊清掃の専門会社まごのて】みなみ会長の雑感 -2ページ目

【ゴミ屋敷片付け、特殊清掃の専門会社まごのて】みなみ会長の雑感

ゴミ部屋やゴミ屋敷片付けや孤独死のあった部屋の消臭や清掃(特殊清掃)の専門業者。
東京都江戸川区北葛西3-5-6 Tel:03-4405-5420
他社とは違う圧倒的なクオリティの高さが自慢です。

この前お正月終わったと思ったらもう今年も半分過ぎてしまいました。

ワタクシ6月28に59歳になったのですが、少しはゆっくりできる齢になったかなと思う矢先、主人がお誕生日にと老舗イタリアンに連れて行ってくれ、そのまま東京タワーそばのホテルにお泊りし齢を重ねるのも悪くないとゆったり過ごした翌朝そのまま特殊清掃現場に連れていかれるという右手で握手しながら左手で殴られるという体験をしたばかりでございます。

 

本記事は株式会社まごのての佐々木薫が執筆しました。

株式会社まごのてとは東京都江戸川区でゴミ屋敷片付けや特殊清掃を専門に行う清掃会社です。

 

株式会社まごのてのゴミ屋敷片付け専用ホームページ

 

株式会社まごのての特殊清掃専用ホームページ

 

お金を払いたくない人たち

一昨年からワタクシTwitterに参戦してるのですが、なかなか面白い情報が発信されてます。
特に特殊清掃やゴミ屋敷関連、ハウスクリーニング関係の情報は為になりますし、実際Twitterで得た情報を元に新たな技術が開発されたりもしています。
ですが、中にはこれ真に受けていいの!?ってものもかなり混じってるのは驚きです、中でもワタクシが嫌いなのは『お金の勉強』という名目で情報を垂れ流してる輩です、よく目に付くのが賃貸の仲介手数料は値切れるとか火災保険はネットで自分で契約しようとか、退去時には普通に暮らしてた汚れならそのまま退去しても問題ないってやつです。
 
どんな風に歪曲して解釈したのかしりませんが、ゴミそのまま、水回り超汚いまま出て行って通常損耗だから一円も払わない!というのがここ1~2年アホみたいに増えてます。
 
不動産の仲介手数料も賃貸の場合借主と貸主合わせて家賃の1か月分が仲手と決まってますが、その割合はどうでもよく事前の同意があれば片方から1か月分でも問題ないのですが、1か月分取るのは違法と書いてます。だから堂々と仲手は半分しか払いませんと言えとまるで鬼の首でも取ったようにボッタクリ違法業者と断罪しています、こうやって知恵をつけてお金を守りましょうってtweetなんですが、こいつらはこうやって煽りながらどこに着地点を持っていこうとしてるのかは気になるところです。
ま、大方投資系の方向に持っていきたかだかの仲介手数料そこのけの金額をむしられるんでしょうけど。
 
このように最近自分の利益は守る、そのためなら他人の財布には手を突っ込むのをいとわないという思考の人が増えてる気がします、この仲手の問題でもそうで出すお金は半人前、だけどなんかの時は一人前以上のことを言う、これって乞食思考とtweetしてる人もいましたがワタクシもそう思います。
 
人をタダで使う方法
 

人をタダで使いたい人たち

不動産屋さんの例ばかりじゃ悪いのでワタクシたちを取り巻く環境についても書いてみます、同じくお片付け清掃界隈の情報にも『片付け業者に依頼する費用を節約する方法』だの『片付け業者を安く使う方法』なんて記事やtweetを見かけるのですが内容は別に目新しいものでもなく、相見積で競わせろとか時間指定を外せとか、もっともらしくは書いてるけど結局は送客目的の提灯記事で中身はない、というのがプロ目線で見た場合です。
 
ですが、こんなカスみたいな情報でも真に受けて実践してしまう人が一定数いるのです、上記で書いた賃貸住宅を退去する時は掃除なんてしなくていいと汚部屋のまま出ていくやつ。元の情報が何なのかわかりませんが↓のような状態のまま出て行って通常損耗だと言い張る気がしれません。
 
経年劣化と善管注意義務違反の区別もつかない人
 
相見積の件でもそうです、価格競争させる目的の相見積なんてまともな運営をしてる業者なら進んで行きません。
ワタクシのところの場合は行政依頼でも価格競争目的なら参戦しません、ですから堂々と価格競争目的で見積もりに来いという人の時は「有料ですがいいですか?ご依頼いただいたら返します」と言えばまずそこから先は進みません。
 
これは賛否あるでしょうが、見積もりは本来無料ではありません。
便宜上お金をもらわないというだけで、動く側にはお金がかかっています、もっと言えばその費用もまとめて誰かが払っていて結局ババ抜き状態なわけです。
そもそも価格調査したいだけなら現地なんぞ行かなくて出せます、だって「見積もり」なんですからそもそもがアバウトなもんです。
 
以前からこのブログでも書いてますが、安易に見積もりに来いというのは人の財布に手を突っ込む最たるものと思っており、今でもその考えは変わっていません。もちろん技術的なことや価格以外で比べられるならウエルカムです\(^o^)/
 
あとご依頼いただいたお客様でも、まったく業務と関係のないお願いをする人もいます。
ちょっと高いところにあるもの取って程度なら全然いいんですが、食器を洗ってほしいとか洗濯物畳んでほしいとかです、悪気はないんでしょうけど掃除屋の矜持としてそれはできないし、ワタクシたちプロに何かを頼んだら必ずお金は掛かると認識してもらいたいものです。
 
ですからワタクシたちも、この人たちに頼んでよかった、相談してよかったと心底思ってもらえるよう努力は怠らないようにしないといけないと思うのです、このような考えが末端に蔓延するということは価値提供ができていない業界の構図とも取れるのです。
 

ゴミ屋敷を経年劣化で押し通す猛者

上記に書いたように原状回復に関しても歪曲した情報が流れてるようで、ゴミ屋敷状態のまま退去しようとする人もいて、去年の春先は特に顕著でした。ワタクシもTwitterで「通常損耗じゃない!ただの善管注意義務違反だ」と応戦していた時期もあります。
 
東京都内の古めのマンションの大家さんから相談を受けた部屋ですが、大きな家具や家電は持ち出されてるけど細かなゴミが残り床も水回りも汚いまま退去していったらしく、本人と連帯保証人に不十分だから引渡拒否の通知をしやり直しすよう言ってるという部屋に行ったことがあります。
 
住んでた人の言い分は、部屋の損耗は(価値の目減り)は家賃に組込まれて償却されてるのだから、この程度であれば十分その範囲だと主張してるというのです。
モロに聞きかじった浅い知識を振りかざしてるだけです、この元居住者の言うように賃貸住宅の設備や内装は家賃に組込まれて毎年償却されます、だから退去時には原状回復(入居当時の状態)の義務はあるけど、通常使用した上で損耗してる分は経年劣化(変化)として加味しますよ、というものです。
 
入居時に細かなゴミが床にあるはずもなく、お風呂やトイレが汚いまま、ましてやトイレにうんこがこびりついた状態で入居したのかというハナシです。
 
このように常識的に考えてもわかりそうなことが平然と行われようとすることはある意味こわい世の中です、この物件は当事者同士じゃ埒があきそうにもなかったのでワタクシのところの顧問弁護士から意見書と通知書を出してもらって渋々応じてくれたようでした。
 

事業者とお客様の立場とは

業者側とお客様の位置関係ですがワタクシはどっちが上とか下とかないと思ってます、美味しいイタリアンが食べたいと思ったら自分では作れないのでレストランに行く、そして食べたいものを食べてお金を払う。
庭木の剪定をしてほしいと考えたら、やっぱりワタクシも他の家族も出来ないので植木屋さんを呼んでやってもらう。
 
ゴミ屋敷を片付けたいけど自分ではできないから業者に頼む、人が亡くなった部屋を掃除しなければいけないけど自分では出来ないから特殊清掃業者に依頼する、片やワタクシたちはお客様ができないことを経験値と技術でやってあげてその対価をもらう。
 
立場としてはどっちも対等でお金をもらう方が下ということはけっしてないのです、ですがお金関係のtweetを見てると、事業者側をあの手この手で一般ユーザーを騙しお金をせしめようとしてる、だから気を付けて見張らなければならない、という論法です。
 
賃貸住宅のことに話が戻りますが、アパートやマンションの貸主(大家さん)を調べて直接交渉しよう、なんて情報も出回っていて、それをすることのよって不動産屋に支払う手数料がゼロになるというもので、これは大家さん側もメリットがあって双方に良い方法だと書いてありましたが、この思考はたかがアパートの入居ぐらいで真ん中に入って金をせしめるとはけしからん!というものに基づいてと思うのです。
 
こんなバカなこと誰がやるんだよと思ってたけど、実際に実行に移すやつがいるという大家さんのtweetを見て驚いたものでした。
 
ただバカげた情報だけを糾弾するのではなく、事業者側も気持ちよくお金を出してもらえる価値提供は日々考えなければいかねいと考えています。
 

利益を出すことは悪いことという風潮

似たような記事を過去に書いた覚えがありますが、再度書いてみます。
事業者が利益を出すこと、儲けることを「悪」と考える風潮が一定数あるように思います、たとえば原価がどうのこうのと言う人がそれで、コーヒー一杯にかかる原価は数円だから500円で出す喫茶店はぼったくりだ!というものです。
 
あるゴミ屋敷のお片付けと清掃をご依頼のお客様がこのタイプの人で、「俺はゴミ処分の原価を知ってるぞ」とか「水回りのクリーニングでなんで何万もかかる!洗剤なんて一回当たり数百円だろ」と終始こんな感じでした。これ相談段階でなく発注し作業の最中に言ってたんですよ。
 
結局何の目的でこんなことを言ったのかしりませんが、同じように原価を知ってるんだぞという論法で攻め込んでくる人はたまにいます、もちろん真っ向から切り返すのですが根底には利益を出すことは悪いことという思考があるのだと思います。
 
ワタクシたち清掃会社も含め世の中にある会社すべてが営利目的です、仕事を通じて利益を出し納税し従業員に給料を支払い設備投資や技術開発をしているのです、何も悪いことではなく当たり前のことなのです。
 
上記の作業中に原価を知ってるとのたまわったお客様に切り返した言葉は「そうなんですか。じゃあこの売価(提示料金)が正当だって理解していただいてるんですね、ありがとうございます(๑˃∀˂๑)」
 
それ以降黙ってくれました。
 
現在まごのてのホームページが大リニューアル中の関係で毒舌系の記事はアメブロで書けということで久しぶりにこちらへ書きました。
 
ゴミ屋敷のお片付け相談LINE

ションペットという呼び方も普通に定着した感があります、この言葉を最初に使ったのはワタシのとこの社長もしくはむらたらむ先生という説がありますがいったいどちらなんでしょう?たぶんですが過去にむらたらむ先生がSPA!の取材でゴミ屋敷片付け現場に実体験で入った際に大量の尿入りペットに遭遇した記事以降この言葉が広がったような気がします。

 

☆この記事は過去記事をリメイクしたものです。

 

今日の記事は題名通りションペットです、まあなんでトイレでしないのかと思うのですがとにかくコレがあると過酷です、よく孤独死の特殊清掃と比べたらマシでしょ?って言われることありますがションペットのほうが数百倍過酷(゚ー゚;

 

遺体痕は日数によっては流れて広がってますが限定的です、ションペットはやってた期間にもよりますが広範囲です、しかも完全にキャップが閉まってなかったり日々踏むから間違いなく漏れ出てるwwそれに想像してみればわかりますがそれを作る時って絶対すんなり全部入らないはずwwってことは部屋中に付着してる、当然道具も汚れるし作業服も靴も別で洗わなけりゃいけない、トラックも洗浄しないとダメ、とにかく作業中もその後も手間と経費が数倍掛かるんです。

 

ションペットのあるゴミ屋敷

 

だからションペット製造の部屋は施工費も処分費も普通のゴミ部屋より高くなる理由がわかると思います、過去にそれを避けたいためなのか恥ずかしくて隠したいのかはよくわかりませんがこれションペットでしょ?って目の前で見せて聞いてんのに違いますお茶です!と言い張った人がいました。

 

なんでポカリスエットなのにこの色?っていうと毎日お茶を作って入れ替えてるという、だからこれは飲み残しだと。そこまで強情に来るとこっちも熱くなる、手近な数本を集め蓋を開けて「じゃ飲んで」って顔に近づけてやりましたww 

 

だいたい全現場の2割ぐらいでこれが出るんですがトイレが使える状態にもかかわらずやってる人がいます、何がそんなに魅了されるんでしょうか?以前SPA!どうしてションペットに魅入られるのかという記事を出したようですがネット上には残ってないようです。

 

これがあった部屋は仕上がりも悪い、まず床が染みつきで見るも無残な姿になってる、カーペットなんてオシッコ吸って重さも出てるww過去一番ひどかったのは敷いてあったラグを上げた途端ボタボターって(゚_゚i)そのようになってしまったら特掃なみの内装解体が必要だと思います。

 

不幸にも孤独死などで発見が遅れ部屋を汚れる、これはある意味仕方のないことだと思う、、だって自分で防ぎようがないんだから。だけどこれはそれをしなかったら起こらないことです、ゴミ部屋の場合はある程度の痕跡は消せるけどこれは絶対消せない、ションペット系ゴミ部屋の退去で後の追跡調査をしたことはないけどいったいでれだけの修繕費になったんだろうか?

 

閲覧注意|特殊清掃とは?

 

過去10年でションペットがあった現場3選

ワタシたちにすれば日々の業務の一環でションペットがあったからとそんなに驚きもしませんし淡々とこなすだけです、それでもやはり特殊中の特殊なことですから話題には事欠きません、そんな中でも3つのエピソードをご紹介します。
 

1.ションペットならぬション缶が地雷のごとく配置されていた

ションペットなら一応蓋が閉まってますので見つけたらどんどん袋なり容器に投げ入れていくのですがこの現場はなんと空き缶におしっこを入れあっちこっちに立てて置いてあるというものでした。
 
これは考えるだけでも恐ろしいですよ、床面はもちろん本棚の上やテレビ台、ロフトに至る梯子段まで地雷のごとくセットされているのです、手に取ればすぐにその場でバケツを使って抜かなけりゃどうすることもできないという過酷なものでした、たまに誤って蹴ってしまったり梯子の途中にあったション缶が背丈以上の高さから降ってくるというなんともカオスな現場でした。
 

2.ロフトすべてをションペットで埋め尽くした

都内のワンルームロフト付のゴミ屋敷片付けでしたが下の部分は何の変哲もないゴミ部屋だったのですがロフト上すべてをションペットで埋め尽くした猛者がいました、この方ションペットを作ったらどんどんロフトへ投げていたそうです、その手間をかけるならトイレでしたほうがいいと思うのですが彼はおよそ3年間ションペットを作り続けおよそ3畳半あるロフト内を満載にしたのでした。
当然作業も過酷なものでした、下のゴミを取ってからロフトのションペットを取るか先にロフト内の物を下に落とすかけっこう悩ましいところでしたがゴミをクッション代わりにどんどん下に落としてションペットをピックアップという方法を取りました。
 
作業完了後当然ロフト上は悲惨な状態だったことはいうまでもありません。
 
ションペットロフト
 

3.ションペット専用冷蔵庫!?

これは過去一度だけ遭遇した本当に珍しい出来事だったと思います、横浜の2DKのゴミマンション片付けだったのですが大きめの冷蔵庫が3本と単身用冷蔵庫が3本ありました、ゴミ屋敷の場合冷蔵庫内が汚れてしまい処理できずに新たな冷蔵庫を買ってしまうので複数ある場合も珍しくありません。
 
室内にはションペットがありましたのでそれ用の容器を用意し普通に作業をしていました、作業スタッフのひとりが冷蔵庫廃棄のため中の物を出そうと冷蔵庫を開けるとなんとションペットが理路整然と並んでたのです!野菜室も冷凍庫も全部ションペット!しかも6台の冷蔵庫が全部ションペット倉庫でした。
 
どうしてそんなことしたか聞いてみるとそのままだと部屋が臭くなると思って・・・だそうです。
この現場あまりにも驚きすぎて誰も記録写真を撮らなかったのが痛恨のミスでした。
 

ションペットがあるゴミ屋敷の片付け料金

このブログを含めワタシのところのゴミ屋敷関係のサイトでもションペット関連の記事はよく読まれており中でも「ションペット 処理方法」「ションペット 費用」などが上位でなおかつ頻繁に検索されてることからションペットがある部屋に住んでる方は相当いると考えられます。
 
数本程度なら処理するのもそう難しくありませんが大量となるといくら自分のものとはいえ躊躇するのかションペットだけを処理してほしいという相談もチラホラあります。
 
実際のところいくらかかるのか気になる方が多いようなのでションペット処理の料金をお伝えいたしましょう。
まずションペットだけを引取り処分する場合ですがションペット1本に対して1,500円と搬出作業費と輸送費ですのでもし100本あれば17~18万円かかります(((((°°;) あくまでも定価の場合です。
ゴミ屋敷片付けと一緒にやった場合も同様で処理費に1本1,500円と作業費割増、量にもよりますが車両もションペット専用車を1台作ることになるのでやはりその分増すことになります。☆ゴミ屋敷片付け料金の決まり方
 
ションペットは衛生的にもよくありませんしイザ片付けるとなると高額な費用がかかりますので出来ればやらないほうがいいんじゃないかな~
 
もしションペットでお困りなら早めにご相談くだい。
 
ゴミ屋敷片付け相談LINE
 

花粉で大変ですの(´;ω;`)

 

少し前にTwitterでウーバーの配達員が再訪してきてインターフォン越しにナンパを試みると言う記事が軽くバズってました、ネタなのか本当の出来事なのかは定かではありませんがこれかなり恐怖ですよ。

 

ウーバーは確かに大きな会社だけど業務委託という形を取ってる限り配達業務以外の件は知らないというスタンスだと思うのでなんらかのアクションがあるとは思いません。

 

となると自己防衛するしかないわけで女の子なら男名前にして置き配指示とかせいぜいその程度です、かといって郵便配達や宅配便まで疑ってたんじゃそれこそ気が狂ってしまいます。

 

配達ですらここまで対策しないといけない世の中でワタシたちのようないわゆる出張ビジネスは配達レベルと違って部屋の中にまで入り込みます、そこは誰の目にも触れない密室空間ですから配達なんかよりもっと神経を使わなくてはいけないということになります。

 

ですが・・・みなさん信じられないぐらい無防備です。

 

どれぐらい無防備かと言いますとすれ違っただけの人に電話番号教える、電車で隣り合わせたおっさんを家に連れて帰る、それぐらい無防備です。

 

ワタクシ前々から言ってますがキレイなホームページ程度で頭から信用して家に入れるべきではないと再三言ってますが実はかなり危険な行為だと思ってます、全国で勃発した押込み強盗の下見は不用品回収やリフォーム会社を装っていたと言いますし、過去には引越屋の従業員に襲われた女の子や家政婦に盗難にあったという話もあります。

 

確かにどんな会社であっても不届者はいます、ワタシとこだって今まではないけど先はわからない、でももし何かあった時に全面的に責任が取れるのかどうかだと思うのです、たとえば引越屋のスタッフが何か悪さをした、そんな場合おそらく会社が責任をもって謝罪や賠償をするはずです。

 

こんな大きな話じゃないとしても作業上不手際や不具合があった時に対応してくれるのか、そもそも責任もって施工してくれるのかということです。

 

 

ゴミ屋敷片付けや不用品回収、遺品整理の業界は今やなんでもありのごった煮状態で毎日新たな業者が現れておりネット広告の文言も過激さを増すばかりです、ワタクシ以前から業者が増えるのは良いことと言ってますがそれは同一レベルの業者が増えればという意味であって得体の知れないのばかり増えてそっちがスタンダードになりつつあるなんておかしな現象です。

 

2月のたった1か月だけでもボッタクリ情報数件、お金先に払って途中で作業放棄なんて話が数件単位で聞こえてくる異常さです。

 

そしてその悪さをしてるのが社屋もないような家なき子がホームページで出来もしないこと大風呂敷広げて集客して嵌め込んでるのです、そもそも営業基盤がない遊牧民ですから食い散らかした後にサイト名だけ変えてまた同じようなことをやるという無限ループです。

 

(追記)自宅兼事務所が悪いと言ってるのではありません、年間実績5000件だトラック台数数十台だ営業所多数ありコールセンタースタッフ数十名と謳う会社の本社が普通のアパートっておかしいでしょというハナシなんです。

定点観測してるとその拠点すらコロコロ変わる屋号も変わる、そのことを言ってるのであって小規模事業者=怪しい業者と括ってるつもりはないです、ですがこの仕事はまじめに追求すればするほどそれなりの器がないとできないのも事実で器(社屋等)=技量と考えることもできるのです。

ワタクシのところも本当に開業時の1年ちょっとは自宅マンション兼事務所でした、だから当時は特殊清掃や遺品整理を行ってませんでした、ゴミ屋敷片付けも今ほど大規模かつ細かいことはできませんでした、社屋や作業所、設備を整えるごとに技術が上がり業容が拡大したことは確かです。

 

お客様側もけっこう個人情報だとか周囲の目を気にする人多いわりにそのあたりのことが無頓着でこんな得体のしれない遊牧民に簡単に自身の情報を一方的に与えています。

 

さっき書いたように責任ある施工(技術の高低でなく)なんて到底できないでしょうし技術的にも疑問符しかありません、とにかく昨今のこの業界はこの浮き草グループとマーケティング会社主導の集客屋(みんなの遺品整理や暮らしのなんとか等)が趨勢ですから責任の「せ」の字もないのは明らかです。

 

ハウスクリーニング業界も個人事業主が多いですがこんな無節操なことはありません、ホームページ見てもビフォーアフターを示し技術を前面に出してるほうが断然多いですしTwitter内でも技術や機材や用品の情報交換のほうが盛んです、大カテゴリである清掃という部分だけで見てもこんなに違うなんてびっくりです。

 

この手の記事を書くと決まってコメント入れてきたりTwitterにDM入れてくる輩もいますが別に他社をこき下ろす気はまったくなくただの注意喚起です、けっしてワタクシのとこが優位に立とうというつもりはありません。

ありませんが・・・業者を消去法でつぶしていくと普通レベルなんて指で数える程度しかないという事実もお伝えしておきます。