毎週これを見ないと修まらなくなっているのが、
『American Idol
』
(クリックすると映像が始まります)
全米で毎週のように驚異的な視聴率をたたき出しているオーディション番組です。
過去には、今年グラミー賞を2部門受賞したケリー・クラークソン
やグラミー賞ノミネートのFANTASIA
などを輩出しています。
ケリー・クラークソン
これが今、日本のFOXでは衛星中継で放送しているため、アメリカとほとんど差がなく視聴することができます。
オーディション番組と聞くと、ASAYANを思い浮かべる方が多いと思いますが、
はっきり言って、次元が違います!
ASAYANは、その時々のプロデューサーの曲が歌えれば良く、最終的な判断もプロデューサーが下していました。
しかし、『American Idol』は全国予選こそ審査員が選びますが、ハリウッドでの本選が始まると、選ぶのは完全に全米の視聴者です。
さらに、毎週テーマが決められており、候補者たちはそのテーマの中から選曲しなければなりません。
今シーズンでは、スティービー・ワンダー、カントリー、クイーン、ロッド・スチュワートなどがテーマとして選ばれています。
しかも、各テーマの第一人者が直接候補者たちの指導にあたります。
クイーンやロッドから直接指導を受けられるんですよ!
何とも羨ましい限りです。
ですが、各テーマが決められるということは、候補者たちは、当然、ジャンルの全く異なる各テーマを全て完璧に歌えないと優勝できないということです。
したがって、ASAYANとは異なり、かなりハイレベルな歌唱力が要求されるのです。
そして、パフォーマンス終了後、番組終了後2時間の間に電話や携帯電話のテキストで視聴者が投票し、次の日の放送にて落選者が決定していき、最後に1名優勝者が選ばれます。
この投票数が毎回とてつもない数にのぼり、4000万票を超えることもあります。
アメリカ国民に行ったあるアンケートでは、アメリカ合衆国憲法の修正条項よりも
この番組の審査員3人の名前の名前の方がアメリカ人は正確に答えられた、という結果も出ているほどで、まさに国民的な番組になっているわけです。
そんな番組ですから、ここから輩出されるアーティストたちが好セールスを記録するのはもちろんなのですが、それ以外にも意外な効果を生み出しています。
それが、この曲。
ダニエル・パウターの『Bad Day』
- ダニエル・パウター
- ダニエル・パウター(初回限定スペシャル・プライス)
(クリックするとプロモーションビデオ&曲がスタートします
→http://www.danielpowter.com/
)
この曲は、毎回、落選者が発表される際に落選者の今までの道のりを振り返るVTRで使用されているのですが、その効果もあって、全米で大ヒットを記録しました。
確かに、私もこのVTRでこの曲が流れると、今までの候補者たちの苦労や努力の道のりが重なり、つい感傷的になってしまうので、かなりの相乗効果を生み出していることは間違いないでしょう。
しかし、『American Idol』を見ていなくても、曲も歌詞も印象的な曲です。
ちょっと元気のない時に聞くと前向きになれる曲だと思います。
アルバム全体的にも聞きやすく、お勧めですよー。
Coldplay、MAROON5 、James Bluntなどがお好みの方はお気に召されると思います♪
なお、今シーズンの『American Idol』優勝者は、アメリカ現地時間5月24日に決定します。
日本では、5月31日放送予定です。