郵便貯金資金の9割が日本国債で運用されているという状況は大変アブナイ! | 21世紀のケインジアンのブログ

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郵便貯金残高と日本国債保有高の推移(各年3月末)

             郵便貯金   国債保有高  比率  

 2004年      220兆円   89兆円  40% 

 2005年      211兆円  113兆円  54% 

 2006年      198兆円  133兆円  67% 

 2007年      186兆円  147兆円  79% 

 2008年      182兆円  161兆円  88% 

 2009年      177兆円  156兆円  88% 

 2009年12月末  177兆円  159兆円  90% 

 

引用:

日本郵政の経営・財務情報

http://www.japanpost.jp/financial/

 

 上記のデータで明らかなとおり、郵便貯金の残高はここ

数年減り続けています。その一方、ゆうちょ銀行(過去の郵政公社)が保有する国債残高は増え続けています。

 

 郵便貯金の残高に対する国債保有高の比率を計算すると、すごいことになり

ますね。 郵便貯金は、ほとんど全部、国債になっていると言えます。本当に腰を抜かすぐらい驚くべきことです!

 

 郵便貯金というものは、今も昔も国民から国への「貸し」なのです。

 今後、国民から入ってくる郵便貯金が減って、一方で国債残高が増えていることは確実ですから、なおさら、郵便貯金の9割が、将来、暴落リスクのある国債になっていることは、

預金者にとって、アブナイことだと思います。



国の保証があると思って安心しているアナタ! 保証してくれるはずの日本国は世界一財政状況が悪いのですよ。 ユメユメ安心召されるな。