こんばんは。みむです。
お久しぶりです…。やっと、やっと仕事の山場を超えて人間らしい生活に戻ってまいりました(°∀°)b
休みだ休みだ。休日出勤なしの休みだぞー!
ってことだったんですけど…。
なんでしょ…雪…?
なかなか雪が降らない地方に住んでますので、雪ではなく降ってるのはみぞれですけど、それでも同じ市内の北の方では雪が降ってるようですね。
某素敵ブログさん達では、メロキュン企画が復活しているということで、
部屋に閉じこもってたみむもウンウン唸ってみたんですけど…。
浮かばない。プレゼントって、難しいですよね。私自身が選ぶの苦手なんですよ…。
何気なく誕生日プレゼントとかくれる人、本当にすごいな。
ってことで、指ならしにsssを。
あ、こちらはメロキュン企画さんに投稿できるほどでもないので…。
すみません、他になんとか絞りだすので…。
☆2/11改訂
メロキュン企画リターンズに参加ささていただくにあたり、こちらを前編扱いにさせていただきました。
sss
雪の日改め、贈り物リクエスト 前編
銀色のカフス
ネイビーのマフラー
甘さ控えめのチョコケーキ
華奢なシャンパングラス
クラシックのCD
懐石のフルコース
真白い磁器のカップ
「ふぅむ…」
キョーコは小さく息をついて仰いた。
外は雪。
10年に一度の大雪…なんて、つい最近も聞いたかななんて思いながら、
大袈裟な前振りだと決めつけることもできない。
今日、飛行機で彼が帰ってくる。
別の日にしてくださいと懇願したら、早める事に努力はしても、遅くする事はないと断られた。
…ただでさえ、厳しいスケジュールをこなしての帰国なのだ。それをさらに詰めるなんて考えられない。
却下です。
ならば、せめて空港に迎えに行きますと言えば、断固として断られた。
キョーコの運転技術は人並みだ。道路状況も公共交通機関もどうなるかわからない。
おとなしく家で待ってなさい。
受話器の向こうの膨れっ面が見えたかのように、蓮の苦笑が漏れきこえていた。
飛行機が遅れることは必至だろう。
機長さん、管制塔のみなさん。
お願いだから、少しでも危険を感じたら、着陸しないでひきかえしてしまってください。
遅れてもいい。なんでもいいから、無事に彼を空から陸に戻して。
知らず寄っていた眉間の皺に気づいて、いけないいけないと人差し指で揉みほぐし、キョーコは窓から手帳に視線を戻した。
思いつくままに綴ったのは、彼へのプレゼント候補達。
何を贈ったら、喜んでくれるかな?
どんな物なら、身につけてくれるかしら。
本当ならば、もっとウキウキするはずのプレゼント選びが、こうもプレッシャーになるなんて。
「うぅ…」
彼に見合うもの。
彼に相応しいもの。
「待って…やっぱり、後腐れない消えものが一番かしら…」
キョーコの眉間にまた皺がよみがえる。
趣味に合わないものを贈られたら、処分に困るだろう。おいそれと捨てることもできないし。
ここはやはり消えるもの…。
お菓子、食事、お茶とか…。
香水とかもいいかも。
唸っていたはずのキョーコの目がまたもチロリと窓に向く。
そわそわうずうず。
落ち着かない。空からは無数の雪片が降り注ぎ、キョーコの思考を妨げる。
キョーコはとうとう、ボールペンを投げ出して、コートを羽織る。
「こちら、新橋駅前です。10年に一度の大雪。東京には大雪警報が発令され…」
テレビを消そうとリモコンを取り上げた時、気象予報士さんがこう言った。
「不必要な外出は避けてください」
「残念。不必要にはなってくれないの」
プチン…
消えたテレビの向こう、髪にも肩にも雪を積もらせた彼が消える。
ベージュのストールをグルグルに巻きつけたキョーコは、空港に向かうために玄関を出た。
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うーん…。
…うーん…←何回も
飛行機って、今日はどうだったんですかね??
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