今回紹介する野菜は、春の山菜のひとつ「あずき菜」です。
出先で立ち寄った恵庭市にある野菜直売所「かのな」さんで見つけた旬野菜です。
今回は、時期的なこともあり 函館産。
スタッフの方曰く、もう少しすると 恵庭産のあずき菜が店頭に並ぶそうです。
<あずき菜とは>
あずき菜は、北海道地方のみで使われる呼び名で、
他の地域では「ユキザサ(雪笹)」と呼ばれます(※植物分類学上では ユリ科ユキザサ属)。
主に、新芽と若芽を食用とします。
<名前の由来>
新芽を茹でたときの香りが、ゆでたての小豆のような甘みのある優しい香りに似ていることから命名されたそうです。
※主な参考資料 北海道医療大学 堀田 清先生著サイト 山菜のお話
<特徴:外観 味わい>
アイヌネギに似たような風貌で、袴がある芽です。
味わいは、春の山菜にありがちな”えぐみ・ほろ苦さ・アク”はなく、
甘味のある野菜です。
<基本的な調理方法>
1.洗う
2.塩茹でする 目安30秒
3.冷水にとって、袴をとる
ポイント:
今回は夕方訪問だったという事も有り、購入時の野菜は 元気がない状態でした。
対処した方法は、
ざっと洗った後、根元を5㎜程切り 立てた状態で冷水に入れてから手順に入りました。
(目安:葉を触った時に 弾力を感じる程度まで)
青菜を塩茹でする際の塩分量は、お湯分量の1~2%で。
ご存知の方が多いかと思いますが、自身の覚書も兼ねて記載
※参考資料 フードアナリスト検定教本2級 第7章 日本の調理法・調理知識
<食べ方>
素材の味わいを知る といった目的であれば、
まずは 何もつけずに。
根元・茎・葉に切り分けて食べ比べをすることが おすすめ。
一本まるごと食す食べ方も それはそれで旨味を堪能できますが、
この食べ比べ法を実践すると 根元がいかに甘いのかを、実感できる食べ方です。
実際に試食しながら 頭に浮かんだ家庭料理レシピは、
独活とコラボした酢味噌和え、なめこ・雌株など、ぬめりのある食材と出汁を利かせたお浸し。
もずくと〇〇とコラボして 味付けは三杯酢 というのも面白いかも!?。
おかげさまで、野菜料理レシピ考案熱に 火が付き、
創作ノートのデッサンかきが楽しくてしかたないです。
<編集後記 :相乗効果!?>
現在、某イタリア食材普及目的活動の一環で 頂いたお仕事であるレシピ開発中。
本日、三越札幌店にて嬉しい出会いがあり、意気揚々とした状態で立ち寄った
恵庭市道の駅隣接野菜直売所。
そちらで出会った野菜と 扱い方を丁寧に教えて下さったお母さん方のおかげで テンションアップ。
パルマハム輸入販売されている会社の営業の方、
直売所スタッフの方々から、
パワーを頂けたおかげで、ブログ書きも再開しようといったモチベーションになりました。
この場でも こころよりお礼申し上げます。
今後とも宜しくお願い致します!
恵庭直売所にも、苫小牧近郊野菜ソムリエ仲間とともに 伺いたいな。
恵庭農畜産物直売所かのな (その他 / 恵み野駅、恵庭駅)
昼総合点★★★★☆ 4.0
by 野菜が大好き!なフードアナリスト ミミ