期間限定!メロキュン♡リターンズ ☆蓮誕&VDお祭り会場

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甘くないメロキュンしか浮かばなかった…ガクリ
ん、でも、ちゃんとプレゼントになってるのでUPしちゃいます♪

風月さま
ピコさま
魔人さま

復活祭を開催してくださりありがとうございましたキャハハ
ひさしぶりにみなさんのメロキュンを読める機会をくださってホクホクですおんぷ

私の話には、メロもキュンもありませんが片隅に置いていただけると嬉しいですニコ



蓮さん、キョーコちゃん成立後のお話。
蓮さん救済話と言った方がいいかも?
前中後編の3話です。
では、どうぞニコニコ











どうして俺は彼の言葉を聞かなかったんだろう。
決して饒舌ではないけれど、言うべきことはちゃんと言ってくれる。
この世に2人といない大切な親友の言葉を、どうして受け止めなかったんだろう。
彼の言葉を聞いていれば、彼も彼女も俺もずっと笑っていられたかも知れないのに。





「・・・んさん。久遠さん。そろそろ起きてください。お仕事、遅れちゃいますよ?」
「・・・・・・・ん・・・・キョー・・コ?」
「ほら、寝ぼけてないで!朝御飯できてますよ?早く起きて、冷めないうちに召し上がれ?」
「うん・・・すぐ行く・・・」

まただ。
この時期になると彼の夢を見る。

自分は生まれてきてよかったのか?
あの時に死ぬべきだったのは自分ではないのか?

考えても仕方のないことばかりを考えるのだ。

「パーパ。おっき?」

1人思考に沈んでいると、キョーコによく似た黒い髪に黒いクリクリした瞳の息子が、俺の顔を覗き込んでいた。

「ああ。起きたよ。リック。」

息子の名前はリック。
迷いながらも、キョーコの後押しもありつけさせてもらった。

《大切な親友なんでしょう?じゃあ、それはいつまでも変わらないよって証として名前をいただいたらどうでしょう?》

キョーコは彼亡き後、俺の背中を押してくれる数少ない存在だ。
彼のことを話したときも変に俺を慰めたりせず、俺のことを受け止めてくれた。
そして、彼と同じように言うべきことは言ってくれたのだ。

《きっと、あなたの周りには想像以上に敵が多かったんだと思います。でも、味方がゼロだったわけじゃなかった。心を開いて周りを見ることさえできていれば、味方は絶対見つかったはずです。もしかすると、あなたも壁を作ってしまっていたのかも知れませんよ?・・・・・・・・でも、これからは大丈夫です。私がずっと味方です。だって、私はあなたのお嫁さんになるんですから!!》

恋人期間もほとんどなく婚約した俺たち。
そのことに若干の申し訳なさを俺は感じていた。
でも、彼女はそんな俺の気持ちを察していてくれたのだろう。
俺の罪悪感のようなものを吹き飛ばしてくれた。

《あなたがいないと私が幸せになれないんです!だから、ちゃんとお婿さんになってくださいね?!やめようかな・・・・なんて言い出したら・・・・『敦賀さんにふられたーーー!!!』って生放送で号泣しちゃいますよ!!》

なんて優しいわがままだったんだろう。
キョーコの優しさに背中を押され、俺たちは結婚した。

「ねー。パーパー。ごはん~」
「ああ。ごめんね。ご飯食べようね?」

可愛い息子の声に、俺は今度こそベッドから抜け出したのだった。
ダイニングに行くと、キョーコお手製の料理が湯気を立てて並んでいた。
おいしい料理を3人で堪能している時だった。
キョーコが俺に今日のスケジュールを確認してきたのは。

「ねえ、久遠さん。今日はお仕事早く終わるんですよね?」
「ああ。7時には帰ってこれるよ。それに、明日は休みをもらっているしね。」
「うふふ。良かった。今日はお誕生日ですから、晩ご飯はあなたの好きなものを用意しておきますね?」
「それは楽しみだ。キョーコ、いつもありがとうね。」
「そんな・・・当然ですよ?だって、世界で1番大好きな人のお誕生日なんですから!目一杯お祝いさせてくださいね。」
「ぼくもおめでとうするのー」
「そうね。パパに一杯おめでとうしようね?」
「うん!!」
「2人とも本当にありがとう。楽しみにしてるね。」










中途半端ですが切ります。