ハタハタというお魚をご存知でしょうか。
日本海側でよく食べられている白身のお魚です。
元々東京ではあまり見かけないお魚で、ほとんど食べたことはありませんでしたが、民謡の「秋田音頭」の中にでてくる「秋田名物 八森ハタハタ、男鹿で男鹿ブリコ」という歌詞で聞いたことがありました。
また、「しょっつる」というハタハタを塩漬けにして発酵させた魚醤も有名ですよね。
そんなハタハタの漁獲量の多い「秋田県」と「鳥取県」が、ハタハタ料理などを紹介するイベントが行われるというので、築地本願寺へ行ってきました!
「第5回 うまいぞ!秋田鳥取 ハタハタフェスティバル」
たくさんのハタハタ料理が登場し、そのおいしさを競う「HATA-1グランプリ」が行われます。
…だからー、○○ー1って言い方、もう恥ずかしいってば(笑)
では、さっそく築地本願寺へ!
この方々がお出迎え!
うりゃー!、食いしん坊はいねがー!
でかっ。
10時前だというのに、すでに結構な人!
よしっ、とりあえず、ハタハタ食べるぞ。
ん?「鰰取県」ってなんだ?
「鰰」⇒ハタハタを漢字で書くとこうなります。
どうやら、今、鳥取県がカニがおいしい県っていうことで「蟹取県」っていうキャンペーンをしているようなんです。
それに負けないようにハタハタもおいしいよってことで「鰰取県 はたとりけん」ってわけなんですね。
で、肝心のお料理は。
なんだかわからないけど、おいしそうだから買っちゃおう。
見づらいんですけど、ハタハタが2匹のっています。300円。
一匹は、あおさをまとった揚げ物。
もう一匹は、田楽のように梨を使った味噌を塗ったもの。
わはは、どっちもおいしい!
カリッと揚げたてなので、頭も骨もまるごといただけます。
脂ののった白身がおいしいです。
よし、鳥取ハタハタのおいしさはわかってきたぞ。
次へいきましょう!
あ!トリピーだ。梨なんだよね、かわいいな。
そして、ととリンはじめまして!とっとり観光親善大使のおねえさんと一緒に鳥取県をPR中。
わ、こっちきた!
秋田県の新しいキャラクターですよね。
確か、なまはげロボの…あれ、名前がわからない。
調べてみたけど、名前が出てこないし。
わー、ごめんよ、こんなにかわいいのに。
追記★ 名前は「んだッチ」だそうです。
コメントで教えてくださったたむりんさん、ありがとうございます!!
こちらは、秋田小町からのキャラクター「こまちちゃん」
こちらは小町娘さん。
さすがのかわいらしさです。
うし(笑)「ゆりべこちゃん」です。
なんでも、秋田由利牛のキャラクターらしい。
ハタハタの加工品もいろいろありました。
これは「ハタハタ寿司」。
米麹で漬けこんだ、熟れ鮨系ですね。
癖はそれほどなくて、ちょっと酸味があるくらい。
思ったよりも食べやすかったです。
いろんなメニューがありますなぁ…。
ん?「いただき」ってなんだ?
何でも、油揚げの中に生米と野菜などを入れて炊き込んだ料理なんですって。
秋田県の西部の郷土料理。
何だかおいしそう!
じゃーん!「いただき 400円」です。
何だかでっかい稲荷ずしみたいな感じ。
コンビニのおにぎり2個分くらいのボリュームがあります。
食べかけ画像、ごめんなさい。
中は、醤油味の炊き込みご飯。
ちゃんとハタハタも入ってます(笑)
本当の郷土料理って感じがして、ちょっと地味だけどしみじみおいしい。
本物のB級グルメって、こういう食べ物なんだよなぁって思いながら食べました。
こちら、昨年の「HATA-1グランプリ1位」のお店。
ハタハタ一夜干し。これは鳥取のハタハタです。
ハタハタ一夜干し 100円
頭から丸ごと食べられます。
身がホロっとやわらかくておいしいの。
思わず、お土産に一夜干し買っちゃいました(笑)
あそこでウロウロしているキャラは誰だ?
あんまりみんなに相手にされていないっぽい。
秋田県にかほ市の「にかほっぺん」。
ほっぺんは、きっとほっぺたのほっぺんだな(笑)
頭に富士山みたいなのついてるけど…秋田から富士山見えないよね?
気になったので、そばにいたお付きのおにいさんに聞いてみました。
そしたらこの山は、もちろん富士山ではなく、「鳥海山 ちょうかいさん」という山であることがわかりましたよ。
せっかくかわいいポーズしてくれたのに、光っちゃってごめん。
がんばれ、にかほっぺん。
ずいぶん混んできました。
でも、代々木公園とかのイベントに比べると、とても過ごしやすい感じです。
次は何を食べようかな。
カニ汁の写真を撮ろうとしたら、おにいさんたちがカニポーズ。
いや、えっと…あ、ありがとうございます。
カニがドカンと入った「カニ汁」300円って、安すぎでしょ。
HATA-1グランプリ、投票は、ここに割りばしを入れてね!
きりたんぽ鍋もおいしそう。
でも、ハタハタ食べなきゃ!
かづの牛の牛汁だって!
…いや、ハタハタ食べなきゃ。
わーい、ハタハタフライだって!
次はこれにしよう。
小ぶりなアジフライみたい。
食べてみると、アジと違ってとても身がやわらかく上品な白身なので、衣に負けちゃってる感じ。
あまりハタハタの味がしませんでした。
ちょっともったいない感じ。でも、揚げたてアツアツでおいしかったですよ。
ところで今回、秋田と鳥取がハタハタをPRしているわけですが、この二つの県で獲れるハタハタには大きな違いがあるんです。
秋田のハタハタは、11月後半から12月にかけて、産卵のために沿岸に来たものを獲ります。
なので、「ぶりこ」と呼ばれる卵がおいしいんです。
食べ方としては、しょっつるや飯寿司などで食べます。
鳥取のハタハタは、深海を回遊しているハタハタを底引き網で獲ります。
大型で脂がのっているので「とろはた」と呼ばれています。
卵はありませんが、一夜干し、煮つけ、刺身などで食べられます。
というわけで、同じハタハタでも、おいしさがずいぶん違いますね。
ハタハタバーガーを食べるには、ちょっとおなか一杯だけど…
「あの赤天あります」あのって何だろう。
てへ。買っちゃった。赤天 200円。
さつまあげのフライですが、がっちりと唐辛子が練りこまれています。
結構辛いけど、そこがおいしい!好きな味です。
満席ですが、お店に行列があっても数人。
これくらいの混み方が理想だなぁ…。
お、しょっつる鍋。
今まで食べたことないかも。
ここなら、「ぶりこ」も食べられます!
しょっつる鍋 300円
ネギと豆腐が大量(笑)
そして、お腹いっぱいに詰まったブリコ。
たとえば、シシャモとかカレイとか、卵を一緒に食べるサ魚は色々あるけれど、このブリコは特別。
何だか、すごい歯ごたえです。ぶにゅぶにゅしてる(笑)
味というよりも、その食感を楽しむような感じです。
お鍋は、しょっつるが効いていて、シンプルであっさりしています。
ふるさとの味、なんでしょうね。
ハタハタが、カニを撮るみたいな(笑)
12月とは思えない強い日差し。
暖かいのはありがたいけど、ちょっと暑すぎるよ!
観光PRが大事。
あ!
ウェルカニ。
ハタハタはたくさん食べたから、カニ一つだけ食べさせて!!
ウェルカニ盛り 300円!!
松葉がに、蟹味噌、紅ずわいがにの3種盛りですよ。
ちょっとずつだけど、お値段を考えたらいいんじゃない??
松葉ガニ、うまーーーー!!
これは絶対に召し上がってほしい!!
そして、ステージでは鳥取の郷土芸能「傘踊り」が行われるというので、見に行きましたよ。
もともとは、雨乞いの踊りだったみたいです。
始まってみてびっくり。
「傘踊り」という名前から、山形の「花笠音頭」みたいなものを勝手に想像していた私。
男性たちによる、力強い掛け声で始まった傘踊りにびっくり!
素晴らしかったです。
東京ではなかなか見られないので、とても感激しました。
ありがとうございました。
そしてこの後、ステージではゲストの「さかなクン」が登場。
両県副知事と、メディアプロデューサー元祖爆笑王さんとクイズなどをして、ハタハタだけにとどまらず、いろいろなPRをしていました。
さらに続けて「さかなクン」のお魚教室が行われ、仲間の「蟹くん」という人まで現れて、ステージはとても盛り上がりました。
さかなクンが魚に関してすごい知識を持っていることは知っていましたが、今回のステージで、新たなさかなクンの魅力を知ってしまった(笑)
ものすごく聞き上手でやさしいの。
ちょっとファンになってしまいました。
さて、「ハタハタフェスティバル」いかがでしたか?
ハタハタというちょっと地味めなお魚が主役のイベントでしたが、行ってみるととても楽しいイベントでした。
それはたぶん、ハタハタ料理を出していたのが、本当に秋田や鳥取からやってきた方々だったから。
他のイベントは、おそらく「地方グルメイベント」専門の業者がいて、そこが多く出店しているんですよね。
そうなると、お値段も高めになっちゃうし、何よりも料理が適当なのを感じます。
それに引き換えこのイベントは、「秋田のハタハタ、鳥取のハタハタ、おいしいでしょう?」って感じの人が出店していて、お値段も抑えめ。
洗練はされていないかもしれないけど、とても楽しいイベントでした。
このイベントは、6日(日)まで築地本願寺前広場で行われています。
ぜひ、お出かけ下さいね!
オマケ☆
13時半の時点で、すでに完売。さすが。
最後までお付き合いいただきまして、ありがとうございました。
ランキングに参加しています。
下の「東京情報」のボタンを押して頂けると、明日からまたがんばれます!
ハタハタフェスティバル ⇒ http://www.pref.tottori.lg.jp/251648.htm
今日も番外編ブログ「みみみのおやつ」で弱音を吐いています…
もしよかったらご覧になってください。
「みみみのおやつ」 ⇒ http://ameblo.jp/nanatsunoumidenanami