先日のブログでは、横浜ランドマークタワーに集まった、ゆるキャラたちをご紹介しました 。
そして前回の最後に、「3月10日は何の日でしょう?」というクイズ(?)を出しました。
ご存知の方はいらっしゃったでしょうか。
ちなみに私は知りませんでした…。
正解はこちらです。
そう!3月10日は、横浜三塔の日!なんです。
NPO法人 横浜シティガイド協会が主催する、「都市伝説 三塔に願いを!」というガイドツアーに参加してきました。
では、横浜三塔とは何でしょう?
横浜のシンボルである、塔を持つ3つの歴史ある建物のことです。
それぞれの愛称がキング、ジャック、クイーンとなっています。
ジャック 横浜市開港記念会館 、 キング 神奈川県庁 、 クイーン 横浜税関 というわけです。
そして3つとも比較的近い場所に建っているので、数か所3つが一緒に見られる場所があります。
都市伝説として、この3つが一緒に見られる場所3つを巡ると、願いが叶うと言われているのだそうです。
では、さっそく出発しましょう。
集合場所は、みなとみらい線 日本大通り駅のその名も「三塔広場」。
このツアーだけで、50人くらいの方が集まっていました。
だいたい10人くらいのグループに分かれ、ガイドの方が一人付くという感じでした。
この三塔広場にもさっそくの見所です。
横浜にゆかりのイラストレーター柳原良平さんの原画をもとに作られたレリーフ。
柳原良平さんといえば、アンクルトリスなどのイラストで有名ですよね。
3枚ありますが、そのうちの一つが、まさに「三塔」を同時に見られる一つ目のスポットなんです。
では いきます。
みなさまの夢が叶いますように!
それではまず最初の見学地へ向かいましょう!
外はあいにくの雨ですよ…。
まず初めは、ジャックこと横浜市開港記念会館です。
レンガの建物が印象的ですね。
この建物は、横浜開港50周年を記念して、1917年(大正6年)に建てられました。
ルネッサンス様式というのだそうですね。
中心の塔の高さは、三塔の中で一番低い36メートル。
床のタイルが、ステッチの図案みたい(笑)
これもシャンデリア?照明も渋くて素敵です。
階段にある大きな飾り窓から、次に行くキングこと神奈川県庁が見えます。
この窓、真中あたりの枠の両サイドにひし形のようなマークがあるのが見えますか。
これは、横浜市のマークです。
隠れミッキー探しみたい。(違いますか? 笑)
そんなのんきな私に、大変な事件が。
ガイドさんがにっこり笑って言いました。
「何と、今日は特別にあの塔の上まで上がることができます!
普段は上がれないので、特別な経験ですよ!!」
…え?
あの、塔?36メートルの??
いや、いいですって。上がらなくても…。
ご存知の方も多いでしょうが、ワタシは本当に高い所が苦手。
過去にずいぶん大変な思いをしております。(その時のまとめブログはこちら )
だって、こんなですよ…。
ああ、もう絶対無理。
誰に何と言われようとも、無理。
…と思ったけれど。
ここまで来て上がらなくてどうする!!と、私のギリギリの闘志にうっかり火が付きまして。
らせん階段を上がって、ここからはこんな急な階段。
ああああああああああ!怖い!膝がカクカクするぅぅううう!!
これは時計の裏側です。
何が怖いって、この柵の内側は、一番下まで見えちゃうところ。
うううう…。
時計は、塔の上の、丸窓みたいになっている所ですね。
半泣きですわ。
何度、引き返そうかと思ったことか。
皆様に迷惑かけないように、一番最後に泣きながら(心の中で 笑)上がっていたら、ガイドさんに階段が辛いのかと勘違いされて…。
いやいや、そういうんじゃなくて。(泣)
このがんばり、誰かに褒めてほしい…。
まあ、私が勝手にがんばってるだけですけれども。
そして、到着!
と言っても、特に何かあるわけでなく、天井のドームへ向かうハシゴと、窓からキングが見えるだけ。
凄く狭くて、恐ろしく高い場所…。
せっかくがんばったのに、外は雨。
空は暗いし、窓は曇ってるし…。
でも、ここから海を眺めて、大正の頃に思いをはせます…が。
この階段を下りることを考えると、頬を涙が…(笑)
でも、とても貴重な体験ができました!
さて、こちらでの見所は、なんといってもステンドグラスです。
こちらは資料室入口のステンドグラス。
ここにも、市のマークが。
ちなみに、カタカナで横浜の「ハマ」がモチーフになっているそうです。よく出来てるなぁ…。
これらのステンドグラスは関東大震災で焼失しましたが、昭和2年に当初のものを尊重して復旧させたそうです。
とっても素敵。
ステンドグラスって、本当に綺麗ですね。
階段も応接室も、とてもモダンで素敵ですね。
いつまでも楽しんでいたい所ですが、そうもいかず、外へ出てきました。
奇跡的に雨も小降りになりました!!
下から見上げると、あの時計台の上まであがったんだなぁと不思議な感じに。
そして次は日本大通りを通り、 先ほども見えていた神奈川県庁にやってきました。
通称キング。
確かにキングっぽい風格がありますね。
1928年(昭和3年)に竣工。和風の塔や、寺院の屋根のような建築方法が特徴的です。
現代的なコンクリートの建物に、和風の屋根を乗せたもので、帝冠様式というそうです。
ちなみにキングの塔の高さは49メートル。
ところでここは、2つ目の三塔スポット。
しかし…。
肉眼では確認できるものの、カメラをのぞくとキングのあまりの立派さに、三塔を一緒に写すことができないのです。
でも、分割して載せてみますね。
まず、さきほどのジャックとキング。
ジャック、ちっさ。
あまりの事に、矢印を足してみました。見えますか?
キングとクイーン。
クイーンははっきり見えています。
画像として一緒にお見せできないのが残念ですが、実際に現地でぜひ見てみてくださいませ。
さて、これから横浜税関(クイーン)に向かうわけですが、今日はここまでです。
ちょっぴり真面目な今回の横浜散歩、いかがでしたか?
ぜひ次回もご覧くださいませ。
最後までお付き合い頂きまして、ありがとうございました。
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