聞きなさい
われらの巫女よ
神は豊かさを与えるのではない
神もまた
鏡なのです
己の姿を映しに
人は詣でるのです
自分の神性の一面と相対するために
神は豊かさを与えられない
それは
あなた方がすでに持っているものゆえ
ただそれを
目覚めさせに来るのです
社の鳥居をくぐる時
あなたは己の神性にも頭を下げている
鳥居とは、境界
内なる宮へも同時に入る
外にすがるものなど
いっさいない
あなた方は
最初から全てを備えている
あなた方は
愛からはぐれたことはない
ただ
見失ったふりをしていただけ
ただ
忘却のゲームに興じているだけ
再び
その素晴らしさに感動するために
再び
己の真の姿を
驚嘆とともに発見するために
最高のものは
常に与えられている
まやかしのゲームから去るならば
生の体験は喜びとまばゆさの中で紡がれる
われらの巫女よ
人々にこのことを伝えなさい