色々 | While there is life there is hope ~肺腺がんと母と家族の歩み~

While there is life there is hope ~肺腺がんと母と家族の歩み~

2008年8月、肺腺がんステージⅣと診断された母と、家族の歩みの記録です。

何から書くべきやら、ここ数週間で色々なことが起こりました。



10月8日に母は一旦退院をしました。家に戻ると、吐き気が驚くほどになくなり、吐き気止めを服用せずに、ご飯も少しずつ食べられるようになりました。一方で、脇腹から背骨の痛みが激しくなってきて、受診の日まで手持ちの歯医者さんでもらうような痛み止めを飲んだりして過ごしていました。



12日は、脳外科の受診があり、先月のガンマナイフ治療の経過を見て頂きました。かなりの待ち時間で、別棟の病棟に回され、疲れ切って帰ってきましたが、経過は良好でした。



14日は、肺の方の病院の受診の日だったのですが、癌の広がり具合は現状維持を保っていて、TS1も少しは効いているのではないかとのこと。今の化学療法を継続しようかと話があったそうです。


心配していた脇腹・腰痛は、背骨が神経にあたることによる肋間神経痛と分かり、それにあった痛み止めを処方してもらい、湿布を貼る場所も適当な場所に印をつけてもらいました。痛み止めと適切な位置に湿布を貼ったら、だいぶ楽になったようで、喜んで帰ってきて、夕食を作る手伝いまでできるようになりました。

痛み止めを飲むことで、すごく快適そうで、なんとか日常生活を送れるようにも思え、化学療法も経過がいいので、一時イギリスに帰ろうかという話まで上がりました。






ところが、夜、母が、いきなり白目をむいて倒れてしまい、意識が3,4分なくなってしまい、びっくりして救急車を呼ぶことになりました。なぜ自分がこの場所にいて倒れているかが分からない様子でした。


脳外科でMRIを撮ったところ異常は見られなかったので帰ってきましたが、初めてのことで、本人・家族ともにショックな出来事でした。倒れた理由は、はっきりとは断定できなかったのですが、もともと低い血圧がかなり低くなったからではないかと、話しています。


このことが起こって以来、起きあがったときにふらつきがあり、水さえも吐くようになり、痛み止めを飲むのも怖くなり、本当に大変そうです。暑くなったり寒くなったり体温調節も難しそうです。これまでの病院に行く元気もないということで、明日は、在宅医療をされている先生(母の主治医とも知り合い)に家にきていただくことになりました。点滴での栄養補給や適切な痛みの緩和治療をしていただけるといいです。

早く吐き気がなくなり、栄養をとれるようになり、体力がもどってくるといいです。