なるほどねー、そういう終わり方か(笑)
見てる途中は何だこのドラマはという気持ちだったけど、最終回はけっこうよい内容だったかも。
というか、もっと2話くらいにわけてじっくりやってくれてもよかったような内容の濃さだった気が・・・。

倫太郎は明良を抱きしめて一線を越えてしまい、一緒に犬の散歩したり家でごはん食べたりと穏やかな日々を送り、すっかり明良も二重人格らしい雰囲気もなくなり、倫太郎はプロポーズするんだけど、明良は先生として好きなだけときっぱり断るわけ。

でもね、それは明良の本心じゃなくて、倫太郎はもっと救うべき患者がいるから自分だけの先生になってもらうわけにはいかないってことと、伊久美に恩返しするために芸者として仕事を頑張りたいからなんだってさ。

詳しい事情を聞かされなかった倫太郎はショックだったろうけど、母親の死の呪縛を打ち破ることもできたし、患者と恋愛にまで発展しちゃったことがまた精神科医として厚みも増した感じのようで、前まで以上にすばらしい授業をしていた様子で、まぁよかったのかな。

一番感動したのは、明良がるり子と伊久美の2人のお母さんに初めて本心を告げた場面だったなぁ。
るり子には子供の頃すごいさみしかったことと、るり子もさみしかったことがいまならわかるってことと、さようならを伝え、伊久美には今まで迷惑かけたお詫びと感謝と、これから恩返しすることを伝えた感じだった。
正直、どっちのお母さんの話してるのか途中でわからなくなったけど(笑)

理事長がストレスでおかしくなった件は、なんかとってつけたような感じがしたのは私だけ?!
買収にこだわってたのは、三男で出来の悪かった自分を無視し続けていた父親への復讐から、父親の会社をどうしても買収したかったからで、理事長も心に抱えてるものがあったってことみたい。

理事長が大暴れしだした時に、すぐに倫太郎にどうにかしてと蓮見達が言いだしたのは違和感というか、自分ももっと頑張れよと思わず言いたくなったけど、どんな状況でも理事長を大事に思ってる伊久美の存在を倫太郎が気づかせてくれて、理事長も元に戻った感じかと。

荒木がるり子を引き取ったのが意外だったんだけど!
だって患者として治療してあげるだけじゃなく、お手伝いとして事務所に置いてあげて仕事もさせてあげてるって・・・どんだけよ(笑)

百合子がかっこよすぎたわー。
倫太郎がフラれたと知って、明良に会いに行ってそれでもいいのかと言いに行ってあげるとか、かっこよすぎ!
しかーし、倫太郎は百合子の気持ちに全く気付かずで、おいおーいって感じ(笑)

にしても、あんなマスコミ大騒ぎして大騒動だったのに、元通りになるもんかね?!
明良も芸者っていう目立つ仕事だし、倫太郎なんてもっと目立つ仕事なのに、何事もなかったかのように普通の生活に戻れるなんて違和感・・・!

まぁそこは大目に見て、みんな幸せになってよかったメデタシ!ってことかな。





☆キャスト☆
日野 倫太郎 - 堺雅人
夢乃 - 蒼井優
水島 百合子 - 吉瀬美智子
桐生 薫 - 内田有紀
川上 葉子 - 高梨臨
福原 大策 - 高橋一生
矢部 街子 - 真飛聖
小夢 - 中西美帆
益田 伊久美 - 余貴美子
荒木 重人 - 遠藤憲一
中西 まどか - 酒井若菜
宮川 貴博 - 長塚圭史
蓮見 榮介 - 松重豊
池 正行 - 石橋蓮司
相澤 るり子 - 高畑淳子
円能寺 一雄 - 小日向文世