蜆川名残道行 | 独り言集

独り言集

大半が観劇記です。
内容はネタバレ気にしてませんので注意して下さい。趣くままです。
その他についても趣くままです。

作  馬場千恵

演出 井之上淳

出演 尾崎麿基、上村厚文、井之上淳、宇仁菅真、牛丸裕司、

    阪東浩考、森畑結美子、小川悦子、林和子、八田麻住、

    勝村愛、堀部由加里、清水康司、舟岡亜紀、藤井達也、

    上嶋彩記子


客演 仲里玲央

文楽 浄瑠璃   豊竹英大夫

    三味線   竹澤團吾


A&Hホール 10日19:00開演 自由席(4列目で観劇)。


あらすじ

明治三十八年師走


『 心中天網島 』の舞台で知られる大阪 ・ 蜆川のほとり

人形師 ・ 堀川清治は若い女 ・ さおと出会う


「兄さん、うちを買うて下さい」


行き場のないさおを引き取り

三味線を習わせる清治には

心に刻まれた忘れられないひとがあった


三味線の音色に秘められた男の過去

見えない過去に翻弄される女の想い


ひとりの男の

ふたつの愛の物語

(劇団HPより)













劇団五期会第64回公演、

「蜆川名残道行 ~恋ひきこゆる人のおもかげ~」。










劇団五期会は初見。

前から一度は観てみたいってのがあったので、

八田麻住さんメインでチョイス。

(堀部由加里さんを他公演で2度観てるんですが)


が、作品が明治のお話で

着物姿で髪も結っているので、果て、どの役が八田麻住さん?


昼観劇のヘマは出来ないってことでパンフをしっかりと見ずに、

いつものように開演まで寝ていたのがミスでした。

堀部由加里さんもちゃんとは覚えていませんが、

見たら思い出すだろうと思ってたんですが、・・・・全然分からない。


なので、1幕は検討がつかないままに観劇。


休憩10分を挟んで2幕。


休憩の間にきちんとパンフ見て把握。

バッチシ!


おぉ~、八田麻住さんはメインじゃないか!

おぉ~、堀部由加里さんは重要な役じゃないか!

(ついでに1幕で気になった役者さんの名前もチェック)

(まぁ、女優さんのみですが)


が、やっぱり着物で髪を結っているとイメージ違いますね。(^_^;)

確か、客演で出ていた桃園会の公演でも着物だった気が。

でも、あの時の雰囲気とも違っていたなぁ。

まぁ、色んな顔と言う訳ではないんでしょうが、

これまでと違う八田麻住さんが観れて楽しかったです。(^O^)


作品のほうは・・・・流石って言って良いのかな?

初見の劇団さんだと、まぁ、少し不安な気持ちで見るんですが、

歴史ある劇団さんなだけにそんな不安はすぐにゼロでした。

表現は変でしょうけど、どっしりとしているというか。

(絶対変な言い方ですね、これ)

噛んでしまったシーンが幾つかありましたが、慌てませんね。

(セリフの出だしを間違ったシーンもあったかと)

こういう時に慌てたりすると、

観ているこっちには、そのシーンが揺らいだりぼやけたりするんですけど、

揺らがない、ぼやけない。

”このシーンはこう見せる!”

この想いの強さは流石!って感じでした。


1つ残念だなぁ~ってのが。

人形師・清治が激愛するあきに似せて人形を何体も製作して、

その似せた人形を置いておく隠し部屋があって、

その部屋の人形が動くというシーンが1つあったんですが、

このシーンの為にスタンバイするあき役の堀部由加里さんの

姿が客席からは丸見え。

この姿はしっかりと隠して欲しかったですね。