作・演出 高橋いさを(劇団ショーマ)
出演 岡安泰樹、浜谷康幸、重松隆志、田崎那奈、南部哲也、
児島功一、上瀧昇一郎(劇団空晴)
ロクソドンタブラック 5日18:00開演 自由席(最後列で観劇)。
あらすじ
とある殺人事件の容疑者として逮捕された佐野(岡安泰樹)という男。
佐野は全面的に犯行を認めている。
弁護をすることになった弁護士の平田(児島功一)は、
事件の経緯を聞く。
状況証拠は極めて不利だが、話を聞く限り、
佐野の話には筋が通っている。
しかし、何かを隠していると直感した平田は
独自の調査を開始する。
被害者・西沢(浜谷康幸)はなぜ殺されたのか?
事件の真相が事件の関係者たちの証言で
明らかになっていく。
そして、人々の証言の背後に見え隠れする一人の女。
調査の末に意外な真相を知ることになる・・・・。
Nana Produceが贈る
高橋いさをの書き下ろしによる報復と処罰をめぐるサスペンス・ミステリー。
(チラシより)
Nana Produce vol.3、「知らない彼女」。
悪魔のささやきか天使の微笑みか。
って感じで観劇。(^_^;)
昼観劇後、急ぎ会場の外へ出て電話。
が・・・・繋がらない・・・・。
1分ほどおいて、再度電話。
繋がって難なくチケット確保。
一心寺シアター倶楽からなので歩いて向かうが・・・・
天王寺、阿倍野界隈は・・・・ごちゃごちゃしてますね。
まだまだ工事が至る所で。
地下を通ると迷うと思ったので地上を歩いて向かったけど、
陸橋が一部取り外されていたり、
以前はあった横断歩道がなくなっていたり、と。
まぁ、それでも受け付け開始前には到着。
受付開始時間を確認していつもの「田園」に。
と思ったら・・・・休み。
入口から中をのぞいたら、「今月の休日」って書かれた
ホワイトボードがあったので見てみたら、
ここって普通に日曜日が休みみたい。
日曜日にこの界隈、人出が多いのにね。
人気がないんだろうか。
私はこう言う感じのところが好きなんですけどね。
「昭和」の匂いがしてね。
ウエイトレスさん目当てだったりもして。(^_^;)
さて、本題。
まぁ、真っ先の思ったのは昨日観劇した「ルルドの森」で
完璧!なんて書いたことを後悔した。
やはり、そうそう言うもんじゃないね、完璧なんて。
緊張感、緊迫感で言えば、こちらが上。
そう感じた。
苦しい。
でも快感。
ロクソでの観劇数は少ないほうなので良く分からないが、
今回の客席の傾斜はいつもこんなもんだったろうか。
もし、この作品用にきつくしてあるのであれば、
この点は素晴らしい。
観る者をどう作品に惹き込むか!
演技や照明、音だけでなく、客席の在り方まで考えて
作品づくりをしているのは凄い。
昨日観劇した「ルルドの森」が
ステージ、客席の空間がもし3分の2くらいだったら、
また違う印象を与えたに違いない。
なんて。
逆に「知らない彼女」を芸術創造館でやっていたら、
ここまでの快感が味わえたのだろうか。
なんて。
要らんことばかり考えてました。(^_^;)
で、裁判の結果がどうなったのか?
まぁ、分からずじまいと言うか、はっきりとしない終わり方ですが、
それよりももっと事件の背後が分からずじまいでは?
まぁ、あえてそう言う作品にしている気がしますが、
色々ともやもやが残ります。
傷害致死でなく殺人が真相って形だけど、犯人は佐野?
本当?
西沢誠(南部哲也)のいる街に
意図的にめぐみ(田崎那奈)はやってきたと
滝島(上瀧昇一郎)は言っていたが本当?
滝島が差出人不明で手紙を平田と西沢誠に出していたけど、
その真意は?
西沢卓也(浜谷康幸)が異常な性的快楽者(と言うのかな?)に
なっていたけど、本当?
平田の想像シーンの中を滝島が1度だけ横切りましたけど、
なぜ横切らせたの?
ここら辺はわざと、観劇後の「余韻」として残したのかな?
観たものがそれぞれ、色んな仮説を立てて楽しめるように。
(仮説?憶測?)
・・・・深く読み過ぎですかね。
あと、「知らない彼女」も。
男たちが彼女を知らないのか、
彼女が男たち、と言うか周りで起こっていることを知らないのか、
どっち?
どっちもか?