ピラカタ・ノート | 独り言集

独り言集

大半が観劇記です。
内容はネタバレ気にしてませんので注意して下さい。趣くままです。
その他についても趣くままです。

作・演出 ごまのはえ

出演   門脇俊輔、高原綾子、澤村喜一郎、市川愛里、織田圭祐、

      藤田かもめ、ごまのはえ


アトリエ劇研 16日14:00開演 自由席(4列目で観劇)。


あらすじ

2004年に上演した劇団の代表作『ヒラカタ・ノート』


第12回OMS戯曲賞特別賞、新・KYOTO演劇大賞受賞に、


新エピソードを交えて描く「また別の話」。


架空の街「ピラカタ」のなりたち、シャガール好きの少年、

反対少女と団地の大王、世界に取り残された老人と少女、

いくつもの物語が交錯してニュータウンの神話を綴ります。


地方都市で青春を過ごしたすべての人と、そうでもなかった人へ!

(劇団HPより)












ニットキャップシアター 第29回公演、「ピラカタ・ノート」。









さらっと書きます。


タイトルにあるように、大阪の方や京都の方は分かると思いますが、

「枚方(ひらかた)」が舞台ですね。


で、これを「国産み」の話になぞらえて見せてくれます。


これが、まぁ、何と言うか。

丁度今、読んでいる本が「国産み」について少し書かれている本で。


最初は面白おかしくってことかと思ってたんですが、

後半になるにつれ、これって・・・・「国体」ってことを

浮かべながら観ても良いのかな?と。

(国民体育大会の略ではないですよ)


「国体」って聞くと、拒絶反応を起こす方が多いですかね?


明確に「国体」ではないかもしれませんが、

それに近いものを描いている気はします。


初演時との違いがどこで、どれだけあるのか分かりませんが、

この時期にこの作品を再演することの意味は?とか。

(震災に関係のない「この時期」です)


後半の1つ1つの事象(各シーン?)に何が含まれているのか。

そして、元から住んでいた老人と少女に何を重ねているのか。


そして、最後の『ここに住む。』(だったかな?)は何を意味するのか。


書きだすと取りとめの無い、だらだらになるので書きませんが、

ドラクエで言うところの、痛恨の一撃?みたいな衝撃を受けました。(^_^;)


初演時から7年経ちますが、

変わらぬ『今』があるんでしょうね、と。


1つに気になったのは「三柱」の読み。

劇中では「みばしら」と読んでいましたが、「みつばしら」では?

「二柱」を「ふたばしら」と読むなら、

(「にばしら」とは読まんか)

「みつばしら」が正解だと思うのですがどうでしょう?


(国語としては2通りの読み方があるのかもしれませんね)

(「二柱」を訓読み+訓読みなら、「三柱」も、と思うのですが)


(と、ネットで古事記を調べてみたら、「みはしら」みたいですね)


(でも、「三柱鳥居」は「みつばしらとりい」みたいですね)


・・・・個人的には「みつばしら」と読みたいなぁ。






(気が向いたら、追記)