作・演出 大牧ぽるん
出演 宵河くろ、しろ、たるきりね、ぼんてんべす、みつもり、大牧ぽるん
トリイホール 27日11:00開演 自由席(2列目で観劇)。
あらすじ
圧倒的な軍事力で
世界の中心にまで登りつめた国、ユメリア。
完璧かと思われたこの国にも一つだけ汚点が存在した。
「敵国、アイメートの生き残りがいる」
それは風化した、都市伝説のように思われていた。
止まっていた隠された真実は今、
三人の子供たちによって動き出そうとしている。
平凡な少年サクラ、親友のカズネ、そしてロゼット。
彼らのありふれた日常は続いていた。
自分たちが世界を変えるとも知らずに。
『それじゃあ少女よ、話してあげよう。この語り部-・・・・』
(パンフより)
激団しろっとそん 第2回本公演、「ユメリア」。
1つ前に記事にもちょっと書いてますが、
今日は9時起床。
準備して家を出て、会場には開場数分過ぎに到着。
受付に行くと、まぁ、良く見る顔とその横にも・・・・良く見る顔が。(^_^;)
ホワィ?
そう言えば、この方の娘さんが役者だって記事を読んだことあるなぁ。
もしかして、しろっとそんだったのかな?
そんなことを考えながら、席でチラシ、パンフを物色。
・・・・8月にはしろっとそんセカンドシーズンで公演とな。
しろっとそんは「めるてぃ・すのう」で大牧ぽるんさんを観る以前から
気になっていたし、今公演がしろっとそんファーストシーズンラストってことで
しばらく、活動は休止になるかと思ったから足を運んだのだが・・・・。
8月にもう本公演。
だったら、無理をせずに来なくても良かったか、なんて。(^_^;)
まぁ、それは観る前のこと。
観終わってみれば、無理したけど足を運んで良かった。
さて、「ユメリア」。
・・・・まさまささんの感想を引用しましょうかね。(^_^;)
(手抜きだ)
(ここから)
二十歳の描く地獄。
そこに広がる世界観はあまりにも激しく、そしてスイート!
二十歳というまぶしい年齢を鑑みるに、かなりのものを作り上げていると感じる。
そして勿論、その甘さを差っ引いても僕はかなり好きな作品であると断言したい。
(ここまで)
二十歳なんですね。
(私が言うと、いやらしく響きますかね?)
パンフにある、大牧ぽるんさんの言。
「私の人生をかけた作品!!」
まさまささんが言うように、「かなりのものを作り上げている。」と。
同意できる。
いつぞやの映画館で20代の若者が日本に原爆が落とされたことを
知らんとぬかしていた。
大牧ぽるんさんがそれを知っているかどうかはさて置いても、
(「それ」ってのは原爆が落とされたこと)
まさまささんの言う、「地獄」を認知し、消化出来ている点は
評価したいし、
それを「演劇」という形で見せてくれた想いには心打たれる。
「その甘さを差し引いても」の「甘さ」が
作品中の「スイート」なのか、経験の少なさからくる「甘さ」なのか、
どちらかは分かりかねるが、「甘い」のは確か。
スイートの甘さは横に置いて、
私の言うのは経験の少なさからくる「甘さ」のほう。
どんな作品であれ、演劇において「間」は大事だろう。
特にコメディにおいては、「間」は。
この作品にも、もちろん「間」は存在するのだが、・・・・
「ウエイト」になってしまった部分が多いかなぁ。
「ウエイト」・・・・wait・・・・「待つ」。
全体のテンポと見ることもできるし、1つ1つのセリフの「間」とも見れる。
セットには少々違和感を感じた。
舞台後方に段が2つ。
1つの段は・・・・50cmくらいはあったかな?
必要性は分かる。
段の上と下で「場所」の違いを表現ってことだろう。
が、こう高さがあると・・・・繋がりの無い2つのシーンか?なんて。
なんというか、切り離された感が・・・・。
2段のうち、1段目だけ高くて、2段目はその半分くらいとか、
3段にして、1段目だけ高いとか、2段目だけ高いとか。
そうであったならば、個人的にはすんなりと「繋がって」観れた気が・・・・。
(我儘言い過ぎですね)
ラストの「輪廻」のシーン。
まぁ、エピローグってところなんだろうけど、
個人的にはあまりエピローグって好きじゃないんですよね。(^_^;)
「想い」は分かるんだけど・・・・。
(すいません)
役者さんについては、大牧ぽるんさん以外は初見だが、
結構、面白いというか、どう成長していくだろうと楽しみ甲斐がある面々。
・・・・劇団空組の少人数版って感じですね。
セカンドシーズンでこの内の数名が見れなくなるのが残念・・・・。(>_<)
(って、次回公演も見る気かよ)
前説の前説で公演パンフがあるよってことを知って、
前説の前説が終わって即行買いに行ったら、・・・・近づき過ぎだよ。
怖いって。(^_^;)
激団しろっとそん、次回公演は8月8日から10日。
「彼女に鎌を下ろす時」。
シアトリカル應典院にて。