作・演出 安部枕流
出演 中谷仁美、郁生由、檜垣平太、福島祥之介
船場ユシェット座 20日15:00開演 自由席(3列目で観劇)。
あらすじ
鄙(ひな)びた研究所の所員のもとに、雑誌記者が訪れる。
そこであかされるものは・・・・?
(チラシより)
浪花グランドロマン 四番勝負 一番目、「永遠の金曜日」。
野外公演(過去4回観劇)以外のNGR(浪花グランドロマン)は
今回で3回目。
船場ユシェット座は2回目。
チラシにある番号に電話すると・・・・無事ゲット完了。
ということで一路、船場へ。
心配した雨は・・・・やっぱり降ってきた。
でも会場に着いた後だったので濡れずに済む。
が、帰りは・・・・仕方ない・・・・。
予算がカット、カットで存亡の危機にある研究所。
大きく注目される研究成果でもあげれば話は変わるが・・・・それもない。
そんな時にミヅキ(中谷仁美)の旧友で
雑誌記者のマユミ(郁生由)がやってきた。
最近発表された論文についてのコメントを貰いたいとのことだった。
が、本音は・・・・。
出版業界も厳しく、旧友のミヅキにネタを頼ってきた。
「ないない。」というミヅキであったが、実は・・・・。
レアメタルが有機体を産み、生命が創れると・・・・。
そう言う出すミヅキ自身も
研究の過程で生み出されたものと融合してしまった、と。
しかしミヅキもマユミもこれを公にする気はなかった。
そこにはミヅキの兄・タカシ(檜垣平太)への想いが・・・・。
って感じかな?(^_^;)
受付等のスタッフにはNGRの役者さんが大勢。
しかし、まぁ、何と言うかオーラがない。
もう、普通のスタッフさんか?ってくらいに普通です。
めりさんはその体格から直ぐに分かるんですが、
つげともこさん、古川智子さんはなかなか・・・・。
(居たと思うけど、間違っているかな?)
(正確には古川智子さんはNGRじゃない?)
宮川サキさんとか岡部尚子さんだとスタッフとしていても、
客席にいても、ガンガンにオーラを放っているんですけど、
NGRの役者さんにはそれがない。
(あくまで個人的な印象です)
でも、舞台に立つとガラッと変わる。
スーパーサイヤ人ってくらいに。
まぁ、ヘンテコな例えですが、彼女たちには惹きつけられる。
まぁ、おばちゃんたちって言ったほうが正解かもですが。(^_^;)
で、今作はスーパーサイヤ人的なところはなく、
静かなおとなしい感じ。
でも、そこには、ちょっと哀愁もあるんだけど、
ほんのり包まれるというか、ほんわかと温かくなるというか、でした。
まぁ、1点引っ掛かるのは
もの凄い研究成果、発見であるのに、それをエライ冷静に
受け止めるマユミの姿ですかね。
幾ら記事ネタに困っているとはいえ、
旧友ミヅキの想いを食いぶちのネタにしないってことだと思うんですが、
もう少し変化が欲しかったです。
中谷仁美さん。
NGR公演には欠かさず出演されてますし、
今回メインってことで観ることに、ですね。
キレイというよりかは可愛らしい方です。(^_^;)
(また、そこかお前は!)
なのに・・・・席取りに失敗・・・・。
上手にすれば良かった・・・・。(T_T)
まぁ、それでも充分に堪能。(^O^)
郁生由さん。
「沈丁夏」(2007年)以来のはず。
名前は覚えていませんでしたが、ちゃんと覚えてました。
(めりさん同様の理由で)(^_^;)
知る限りでは、「役者」としては久しぶりだと思うし、
2度ほどセリフが出てこないシーンがありましたが、
ミヅキとマユミの関係性は良い感じに出ていたと思います。
科学、化学の専門用語が多いセリフでしたが、
お二方とも、単に吐き出すってだけでなかったところも良かったです。
ミヅキは学者、研究者として当然知っている言葉として、
マユミは専門家ではないけれど、仕事上知識として持ち合わせていないと
いけない言葉として、話されていたかと。
まぁ、ここが吐き出すだけだと、上演時間約55分ですが、
この時間すら辛いと感じたでしょうね。
会場は靴は脱ぎませんが、ウイングフィールドような感じですからね。
(背もたれなしの、クッションってことです)
辛いと感じもさせず、お尻も痛くならなかった。
(お尻の痛さは時間的な要素が大きいかも?)
それだけ惹きつけさせてもらいました。(^O^)
で、先にも書きまたしたが、今作は四番勝負の一番目です。
ということは残り3本ある訳ですね。
二番目、「こたつ」は3月25日から27日。
三番目、「マグカップはつむじ風」は4月22日から24日。
四番目、「世界はまわる」は5月21日と22日。
二番目と三番目は船場ユシェット座、四番目はウイングフィールドで。
そして、恒例の野外公演(タイトル未定)が9月27日から10月1日。
こちらは大阪城公園内特設銀テントです。
お時間ある方は是非、ご観劇を。
詳しくは「浪花グランドロマン」で検索して下さい。