天保十二年のシェイクスピア | 独り言集

独り言集

大半が観劇記です。
内容はネタバレ気にしてませんので注意して下さい。趣くままです。
その他についても趣くままです。

作   井上ひさし

演出 松本祐子(文学座)

美術 加藤登美子

照明 西川佳孝

音響 須川由樹

演奏 松本英明(琴)、松浦美佳(ピアノ)、はたけやま裕(パーカッション)、

    熊野大輔(キーボード)

マニピュレーター 鏑木知宏

出演  浅野彰一(あさの@しょーいち堂)、東龍美(劇団そとばこまち)、

     今井佐知子(ピッコロ劇団)、今仲ひろし(ピッコロ劇団)、

     榎園実穂、岡田力(ピッコロ劇団)、樫村千晶ピッコロ劇団)、

     亀井妙子(ピッコロ劇団)、加門功、木全晶子(ピッコロ劇団)、

     木村保(ピッコロ劇団)、隈本晃俊(未来探偵社)、

     小安展子(ピッコロ劇団)、近藤慶一(演劇集団ザ・ブロードキャストショウ)、

     近藤礼崇(劇団ひまわり)、鈴木英之(劇団ひまわり)、

     鈴村貴彦(南河内万歳一座)、角朝子(ピッコロ劇団)、

     曽木亜古弥、孫高宏(ピッコロ劇団)、竹田桃子(売込隊ビーム)、

     橘義(ピッコロ劇団)、田中よし子(ピッコロ劇団)、

     道幸千紗(ピッコロ劇団)、中川浩三(Zsystem)、

     中川義文(ピッコロ劇団)、野秋裕香(ピッコロ劇団)、

     濱﨑大介(ピッコロ劇団)、原竹志(ピッコロ劇団)、

     平井久美子(ピッコロ劇団)、広瀬綾子(ピッコロ劇団)、

     穗積恭平(ピッコロ劇団)、堀江勇気(尼崎ロマンポルノ)、

     増井友紀子、望月森央、森万紀(ピッコロ劇団)、

     森好文(ピッコロ劇団)、やたりょうた(Zsystem)、

     吉江麻樹(ピッコロ劇団)、吉村祐樹(ピッコロ劇団)


兵庫県立芸術文化センター 阪急中ホール 26日13:00開演 L列。


あらすじ

時は天保、下総の国。清滝宿を仕切っているのは老侠客、鰤の十兵衛。


お文、お里、お光の三人の娘の誰かに身上を譲って

自身は楽隠居と考えた十兵衛、

誰がいちばん孝行娘なのか、それぞれの父への思いを語らせる。

心にもない美辞麗句を並べたてるお文、お里に対して、

心根は優しいが口べたな末娘・お光はきれいごとが言えず、

普通のことを飾らずに言うだけ。

本心はお光に継がせたい十兵衛は、

姉二人の上をいくきれいごとを言わせるために敢えて

「出て行け! おとっつぁんをよろこばせるのがそんなにいやなのか」

と怒鳴りつけるが、お光はその言葉をまともに受け取り、

素直に従って出て行ってしまう。


それから三年経った天保十二年。

十兵衛の縄張りを引き継いだお文とお里は、互いの亭主を親分に据えて、

お文の側は「よだれ牛の紋太一家」、

お里の側は「代官手代(小見川)の花平一家」と名乗り、

親孝行はそっちのけ、隙あらば相手を潰そうと骨肉の争い。


その上、野心に欠け争いを好まない亭主を見限って、

お文は紋太の弟、蝮の九郎治を、お里は一家の用心棒、尾瀬の幕兵衛を、

それぞれ情夫として亭主を殺させるのだが、

幕兵衛は誤って鰤の十兵衛をも殺してしまう。


そこにあらわれたのが、醜い野心と醜い容姿を持ち合わせた男・佐渡の三世次。

清滝の老婆から

「おまえさんはこの清滝宿を一手に握ることになる」との予言を受け、

清滝村の二つの家の争いに乗じて成り上がってやろうと画策する。


父の訃報をきいて渡世修行から帰ってきたのが、

紋太とお文の一人息子・きじるしの王次。

その王次の前に紋太の幽霊があらわれる。

紋太を殺したのが本当は母・お文と

その情夫・九郎治であるときかされ復讐を誓うが、

実はこの幽霊、三世次が仕組んだ偽物であった。


復讐に生きると決めた王次は、許嫁・お冬を遠ざけるために

「尼寺へ行け。女郎屋へ行け」と責め立て、

その様子を立ち聞きしていたお冬の父・ぼろ安をも刺殺し、

そのためお冬自身はショックで気がふれてしまうのだった。


そしてもう一人、清滝宿に帰ってきたのが三女のお光。

紋太一家の賭場のいかさまを見破り、

姉・お文や九郎治とひと悶着起こしたところを王次に救われた。

恋に落ちる王次とお光。

しかし紋太一家の若親分・王次と、次女・お里の花平一家に身を寄せるお光は

敵同士、許されない間柄。

そんな二人の恋仲に関係なく、紋太一家と花平一家の間で

いよいよ血を血で洗う抗争の幕が開こうとするが、

新代官が清滝宿にやって来るという知らせが入り、急きょ手打ちに。


しかしその代官・茂平太の妻・おさちが、なんとお光に瓜二つ。

どうやら赤ん坊の頃に生き別れた双子の姉妹だったらしいのだが、

このことがまた清滝宿に収拾のつかない混乱と惨劇を呼びこんで・・・。

(劇場HPより)












兵庫県立ピッコロ劇団第39回公演 ピッコロシアタープロデュース、

「天保十二年のシェイクスピア」。










浅野彰一さんは斬られてばっかりだったなぁ~。

ふんどし姿を見ると・・・・「どくろ」を思い出した。(^_^;)

竹田桃子さんは・・・・あれ?出てるんや!なんて。

忘れてた。

すいません。

やたりょうたさんは・・・・見つけきらんかった・・・・。

これまた、すいません。

東龍美さんは、何度かスカッてましたね。

(観てない人には分からん内容ですね)

ピッコロ劇団の方では、木全晶子さん、樫村千晶さん、森万紀さんが良かった。


まぁ、皆さん、素晴らしかったです。(^O^)


音楽が生演奏ってのも良かったです。

観劇後で知ったことですが、

琴の松本英明は演出の松本祐子さんの弟さんだそうで。

(周りの方の話を小耳にはさんで知った)

「芝居を分かっている人の音楽は素晴らしい!」と。

この違いが分かると、私もより楽しめたんでしょうね。


で、これを観ると劇団☆新感線のや蜷川幸雄さん演出のを観たい!

ですね。



(後日、記載があるかも?)