横浜M、補強凍結…俊輔“代役”なし(スポーツ報知)

 横浜Mがシーズン中に画策していた外国人選手の補強を凍結することが7日、濃厚となった。シーズン前の補強を見送っていたフロントは今夏の獲得を目指し、FWやボランチを中心に外国人選手をリストアップ。だが、ここに来て現場サイドが現有戦力で後半戦に臨む意向を固めた。

 日本代表MF中村俊輔(31)の獲得失敗が遠因となった。6月中に練習参加したアルゼンチン人FWパブロ・バスティアニーニ(26)と元オーストリア代表FWローランド・リンツ(26)に関し、木村浩吉監督(47)も及第点を与え、俊輔獲得が決まった場合、少なくとも1人は獲得する方針だったが、俊輔の加入が実現しなかったことで状況が一変した。中途半端な補強はMF長谷川やMF水沼ら若手有望株の成長の芽を摘んでしまう危険性もあると判断した。

 リーグ戦ではなかなか上位に食い込めない状況が続くが、「チーム状態が悪いとは思っていない」と木村監督。来季以降もチーム力を向上させるためにも、現有戦力でタイトル奪取を狙う覚悟だ。