皆さんご承知のように、19日より20日未明に襲った広島市北部の大雨で安佐南区・安佐北区で39名もの犠牲者が出て7名の行方不明だそうです。
現在も約400世帯の1,000名もの方々が避難されております。
犠牲になられた方々のご冥福をお祈り申し上げます。
また避難されてらっしゃる方々、被害に遭われた方々のお見舞いを申し上げます。
被害の大小はございますが、長崎県でも局地的な大雨で、佐世保市では水道管が破裂して断水し、ライフラインが一時マヒしておりました。
皆さまの生活が早く回復しますように願っております。
ここからはオイラの拙い知識で思うところを述べます。
広島市は、1980年に政令指定都市に指定されます。
それを前後に旧広島市(中区・西区・南区・東区)の周辺の安芸郡・安佐郡・佐伯郡の町村と合併し、広域の広島都市圏を築いていきます。
新市域はベッドタウンとして開拓されていくのですが、広島市の土質は大半が真砂土(まさど)という花崗岩が風化したもろい地質なのです。
今回の短期間の大雨により、真砂土が崩れたものと考えられます。
また、広島市の地形は太田川を中心に下流で三角州として一気に広がる平野であります。
上流や中流域で降雨は一気に河口へ集まる地形で、これまでにも洪水が多々記録されております。
広島市西部を流れる太田川放水路は、治水対策として山手川・福島川を利用して開削・埋立で作られた人工の河川です。
1934年(昭和9年)に工事を開始しましたが、戦時は中断もあり、1967年(昭和42年)に完成しました。
太田川が分流する祇園に、放水路側は祇園水門、旧太田川側に大芝水門を設け水量を調整しております。
放水路完成後は下流部の洪水は無く保たれております。
東京都では江戸川・荒川・多摩川などがありますが、やはり洪水の歴史であり、堤防の改修等でかなり立派なものになったと思います。
かつて、多摩川の氾濫を基に作られたドラマで「岸辺のアルバム」がございましたが、昔話ではございません。
絶対安心という事は言い切れません
今回疑問に思う事は、避難勧告をなぜ早く出せなかったのでしょうか?
避難勧告の言葉は知ってても、避難指示はご存知でしょうか?
避難勧告より意味は重く、効力は強いです。
「できれば避難しましょうね!」→「危ないから避難して下さい!」の違いがあります。
結果無事に済んだとしたらいいじゃない?
迷うくらいなら避難勧告は出して欲しかったのです
テレビでは年配の奥様が、大雨で雷も鳴ってて出るに出れなかったとおっしゃってましたが、助かる方はもっと居たと思います。
また、先日の台風12号では三重県の一部に特別警報が出されましたが、今回の場合は予測がつかなかったのでしょうか?
気象庁のコメントを聞いてみたいところであります。
ここの所、異常気象で各地の被害を目にしますが、明日は我が身と思い皆さんそれぞれが考えなければなりません。
地域のコミュニティも大事だと思います。
自分の住んでいる場所の地形、環境を把握しましょう!
緊急の際の避難場所はご存知でしょうか?
避難袋は用意していますか?
日頃からの周到な心掛けが必要だと思います。
日本に限らず、絶対安全と言い切れる場所ってありません。
知ってるという方は教えて下さい。
そこに引っ越したいですねー
万事に備え自分や家族、周りの方の守り方を考えましょう!
ではまた♪