「むかし」 ・・・
「渡世人」 や 「ばくち打ち」
と
呼ばれる 人たち
の
間には
「勝負 に 勝つため」
の
色んな
「おまじない」
が あった ・・・
その 中の 一つ に ・・・
「穴を 掘って」
そこに
「生きた まま」
の
「犬」
を
「首 だけが 地上に 出る」 ように
「埋め」
て ・・・
その 「犬」 の 「目の前」
に
「餌」 や 「水」
を 置き ・・・
「 今日の 博打に 勝たせて くれたら
餌を 食べさせてやる ・・・ 」
・・・ と
唱えれば
その日の 勝負に
「勝てる」 ・・・
と いう
もの が あった ・・・
もちろん
いまなら
「大問題」
だと 思うけど ・・・
でも ・・・
「今の 世の中」
にも
「子 共」 や 「部 下」 や 「生 徒」
や
「国 民」
など に 対して ・・・
「 よい結果を 出せば ご褒美を あげるから
今は 我慢して がんばり なさい ・・・
全部
「あなたの ため」 だから ・・・ 」
・・・ と 言って
「そ れ」
と
「似た ような こと」
を
「良かれと 思って」
「やって いる」 人が
「たくさん」
いる と 思う ・・・
でも ・・・
「 あなたの ため 」
と
言われて
「埋められる」
より ・・・
せめて
むかしの
「渡世人」
の ように ・・・
「 じぶん が 勝ちたい から きみを 「埋めて」 いる ・・・ 」
と
「自 覚」
されて
「埋められた」
方が
「埋められる 側」
と したら
「少 し」
は
「納 得」
できる ・・・
かも
しれない ・・・