静寂の森へ しらびそ小屋 パート1
日程
2010年5月2日(日)-5月3日(月)
山行ルート
みどり池入口BS-しらびそ小屋-稲子湯BS
コースタイム(休憩含)
4:10
徒歩時間
3:45
全行程所要時間
34:55
何やらバタバタしているうちに世の中GW。
前回山へ行ったのは昨年末・・・また随分と間があいてしまったものです(´・ω・`)
間違いなく足腰は貧弱になっていることでしょう。
でも、せっかく連休なのでどこかに行きたいっ!テント泊でどこかへ行きたいっ!
真っ先に候補に上がったのは奥多摩小屋。でも、あの距離歩けるかな・・・。
それに、せっかくのGWだし。普段なかなか行けないようなところに行きたいという気持ちも出てきて、前から行きたいと思っていた北八ヶ岳はどうだろうかと。
白駒池からにゅう、そしてしらびそ小屋に寄って帰る。こんなプランを思いつきました。
しかし問題は雪。
調べたところ稜線は雪がガッツリ残っていて12本爪アイゼンとピッケル必須で上級者向けとのことでしたので、ピークはあっさり断念。
今回はしらびそ小屋を目的地として、そこから周辺を散策するノンピークプランでのんびりすることにしました。
そして、もうひとつの問題は寒さ。
僕たちの持っているシュラフは3シーズン用。限界温度は-5度ぐらいだったような。
さすがにこれでは寒さで凍えそうなので何とかせねば。しかし真冬用のシュラフを買っても、どれだけ使うのかと。
シュラフカバー、インナーシュラフと色々と検討した結果、ハイカーズデポ・トップキルト をチョイスしました。
ダウンの上にかぶせて使用したり、夏場は単体としても使用可能なもののようです。
一抹の不安はありましたが、いざとなれば小屋に逃げ込んでしまえばいいやと不届きなことを考えながら、いざ北八ヶ岳へっ!
というわけで小海駅到着です。
自宅最寄り駅を4時半に出て、各駅停車を乗り継ぎ乗り継ぎ、のんびりのんびりと格安な旅です。
これまで平日しか山へ行ったことがなかった身としては、GWの北八ヶ岳はさぞ混んでいるのだろうと思っていましたが電車を降りてバスを待つ人は数人だけ。
小海駅から更にバスで登山口へ移動です。
びっくりしたのがこのバス。バス停の案内が無いんです。
過去の経験では「次は○○前、降りる方は降車ボタンを押してください。」みたいなアナウンスが流れるとばかり思っていたのですが、まったく案内無し。
地元の人達はなれたもので、自分が降りるバス停のそばで降車ボタンを押して、さくさくと降りていきます。
降車するバス停は「みどり池入口」。名前は知っていても場所は知らない。まぢかよっ!
いざとなれば終着の稲子湯まで行ってしまっても徒歩10分程度長くなるだけなので、まあいいのですが、気持ちとしては「みどり池入口」で降りたい。
運転手さんに声をかけようかと思いましたが、僕らが座っているのは最後列。しかも、バス揺れまくりで信号もなく前まで歩いていくのは気がひける。
そんな心の葛藤がありながらも、調べた資料の記憶をなんとか引き出して、無事「みどり池入口」での下車に成功しました。ふぅぅぅぅ。
次に利用するときは、乗るときに「みどり池入口で降ります」と運転手さんに言おうと固く決意しました。
みどり池入口BSの前には結構広い駐車スペースがありました。10台は楽に止められそう。
いつも通りノンビリと準備をして、久しぶりの山歩きスタート(∩´∀`)∩
登り始めはなだらかで歩きやすい道。
久しぶりな僕たちにはとっても優しい道。
案内板も要所要所にあって、目印のリボンもたくさん木についていました。
にも関わらず・・・なんか地形図と道が違う(;´Д`)
あれれ。今回は地形図をコピーして持ってきていたのですが、どうにも違う。
看板はこっちへ行けと言っている。
でも地形図と自分のいる位置をどう見比べても違う。違うものは違う。
悩んだ結果、少し戻ってみることに。
少し戻ると、地形図に書いてある道の入り口を発見。
でも、なんか踏み跡が怪しい・・・。
少し進むと、しっかりとした道に出たのでホッと一息。ふぅ。
この森は本当に静か。
聞こえてくるのは沢の音と風の音と鳥の声だけ。
穏やかな気持ちになりながら歩いていて、ふと横を見ると何かが動いている。
んっ?まさか熊(((( ;゚д゚))))
カモシカ君でした。ホッ。
じーっとコチラの様子を見ているようでした。
戻ったり、落し物を探しに行ったり、ちょびっと時間をロスしながら約1時間ほど歩くと、いよいよ残雪登場です。
踏み跡は一つ。ん?たったの一つ・・・
むむむ。やっぱりこっちの道は違うのか。しかし、沢の音からすると地形図に書いてある道には間違いない。
気を取り直して、進むと「ズボッ」っと踏抜きまくりです。。。
唯一残されている足跡の上を外さないように慎重に慎重にと。
途中、念のために持ってきた山と渓谷社の地図を確認してみると、どうやらこの道は今では破線扱いの道のようで、メインのルートは違う道でした・・・。
まぁ、こまどり沢で合流するようなので問題なしと。
と、そんなこんなでこまどり沢到着。
ブログでよく見る「はっても30分」の看板。
ここまでは残雪はありましたがアイゼンは必要なかったのですが、ここからはアイスバーン。
コチコチに踏み固められた雪が見事に凍っていました。
おとなしくアイゼンを装着し、久しぶりのアイゼンチャンスに突入です。
ザクッザクッといい感じにアイゼンが利いて気持ちがいい。
ようやくここで今日はじめて登山者とすれ違いました。
北ヤツは赤岳周辺と比較すると空いているとは聞いていましたが、こんなにガラガラとは思いませんでした。
しばらく凍った道を登りつめると「しらびそ小屋まであと2分」の看板。
ひさしぶりに担いだデカザックに疲れ始めた頃、いよいよしらびそ小屋は目の前です!o(´∀`)o
パート2へ続く
準備
休憩
テント泊
休憩
休憩
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