午前中、高橋洋子さんのアルバム『20th century Boys & Girls 2』を聴いていました。
そこでふいに出会った曲が、アニメ初代『宇宙戦艦ヤマト』のエンディング曲「真赤なスカーフ」。
1974年リリース、作詞は阿久悠さん、作曲は宮川泰さん。原曲の歌い手はささきいさおさんです。僕の大好きなED曲でした。
高橋洋子さんのカバーには艶やかさが宿り、哀切一色の原曲とは違う魅力もありました。
それにしても、3分弱という短いながら曲ですが、旅する戦士たちの哀愁がうまく詠まれた歌詞が何とも言えません。
歌詞の内容は、ある娘が真赤なスカーフを振っている。それは出航の場面なのでしょう。
出航する男たちは思います、誰に向かって振っているのだろうか、と。結局はこう結論付けるのです。誰のためでもいいではないか、と。なぜなら歌詞は言います。、
旅立つ男の胸にはロマンのかけらがほしいのさ
と。
2番の内容は、必ず帰るから戻ってくる日もその真赤なスカーフを振ってほしい、と男は願います。今はは宇宙の果てにいるけれどもそう願いたいのです。その気持ちを羇旅の支えとして。
旅する男の瞳はロマンをいつでもうつしたい
のです。
男は船、女は港、そんな風に前時代はよく言っていましたが、
そんな気風を映し出す哀愁を帯びた歌ですね。
忘れがたいアニメエンディング曲です。
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