「INNOCENCE」の切なさ~アニメ「ソードアート・オンライン」を見終えて その7~ | みかんともブログ

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特にマンガ、アニメなどの二次元、音楽、ライトノベルが中心ですが、最近はポップカルチャーを詠む短歌についても触れています。
あなたも試しにご覧あれ(^-^)

隠していた感情が 悲鳴を上げてる 確かな誓いを手に

 

このサビのフレーズから始まるアニメ「ソードアート・オンライン」のフェアリィ・ダンス編のオープニング曲「INNOCENCE」。

この曲の歌詞はまさに、兄の和人(キリト)への気持ちを隠していた妹直葉(リーファ)の気持ちを想起させます。

和人と直葉は兄妹として育てられましたが、実は従妹同士。

思春期に達した直葉は、兄和人を男子として慕う気持ちを押さえつけていたのでした。

アインクラッド編に続く、フェアリィ・ダンス編は妖精の世界アルムヘイムで生き生きと活動するリーファが事実上のヒロインであり、バーチャル世界で知り合ったキリトを兄と知らず慕ってしまうのです。見ていて、偶然とはいえ、罪づくりなキリトだと慨嘆しました。

この曲はそんな直葉(リーファ)の気持ちが託された、切ない歌詞に彩られた曲です。

 

今宵も月が誘ってまだ言葉に出せないけれど 心の中叫び続けた

 

終盤のサビの

 

終わらないエピソードの果てに掴めたら 君との想いが今

幼き日の欠片を繋ぎ彩って

ふたりで描いた心の軌跡辿るから

 

兄との幼いころの思い出や慕情を胸に、最終的に、直葉は、アスナを思うキリトの気持ちを大切にし、妹としてアスナ救出を精一杯に手助けするのです。そのストーリーも知るとき思、この曲の歌詞はいっそう切なく聴く者の胸に突き刺さるのです。

アニメ「ソードアート・オンライン」は、OP・FDともに本当にいい曲に恵まれていますね。

音楽ファンにもおススメのアニメと思います(^-^)。