きょうは思いっきりダラダラしてやる…
と思っていたのですが、バイオリンの宇治田先生からの電話で起き上がりました…
「バイオリンを送り返そうと思うのですが…」
…そうです。もう、どれを買うか決めないといけないのです…
「あと、りんご(娘の名)ちゃん、俳句がまだ出ていませんね」
…来月、バイオリンの発表会があるのですが、毎年プログラムに子供たちが作った俳句を載せているのです。
もう印刷会社に原稿を持っていかなければならない時期で、りんごが最後の一人だそうです…
………
りんごが学校から帰って来てから、伺うことにしました…
よし、寝直し寝直し…
って、電話の呼出音で起き上がりました。
…以前、履歴書を出しておいたところから、面接に来るように言われました…
こ、これで来週は月火2日続きで面接です…
し、しかし採用される可能性は、う、薄そうだし、き、気楽に行こう…
寝直し寝直し…
「おまえっ、ひるまっから、何やってんだよっ!」
本日やすみで、バレーボールの練習に行っていた夫が帰ってきたのですね…
「ら、来週の面接に備えて、体力温存しとこうと思って…」
「ばかかっ!」
……遅めの昼食いっしょに食べました…
昼寝昼寝…
って、
「ママっ、何ねてんのよっ!」
りんごが学校から帰ってきたのですね…
「り、りんご、宇治田先生から電話あったよ…」
「バイオリンでしょっ!?」
「う、うん。あと…俳句ね…」
「………」
「夕方来てくださいって」
「……」
早めの夕ごはんを食べて、りんごは2階の自分の部屋へ…どすどすどすっ…
夕寝夕寝…
って、宇治田先生のうちへ行かなきゃいけないじゃん…
「りんごっ!」
へ、返事がない…
りんご…熟睡の穴の底に落ちている…
「起きなさいーっ!」
ダメ母の携帯が鳴る。
…店長からである。
「以前…お話のあった……30日分のお給料……支払わせていただくことに…なりました」
「ありがとうございます」
…言ってみるもんだね。でも、店長、一言一言の間が、どーしてこんなにあいているのでしょうか?
店長…あなたの猫背化に拍車をかけたのが、わたしでなければよいのですが…
日曜の2時に退職手続きに行くことになった。
「りんごっ、起きなさい!ポチたま観せないよおっ!」
…反応あり。
「きょうオレンジレンジも新曲だよっ!」
「……あと10分でできる。あと10分で俳句できる」
「じゃ、そう宇治田先生に電話しとくよっ!」
…電話した。
「…宇治田先生、笑ってなかった?」
笑ってたに決まってんでしょ。
宇治田先生の家に伺う。
候補に残ったバイオリンは3体である。
最初に借りて帰ったマリーちゃんと、マリーちゃんの1.5倍の値段のできすぎ君と2倍のしずかちゃん。
りんごが一通り音だししたあと、先生も何度も弾き較べてくださった…
そして、先生は
「わかりません!」
とおっしゃいました。どうしてもこれを買いなさいと言えるものはないということなのでしょう。
「りんごちゃん、どうする?」
りんごは迷いなく、マリーちゃんに手を伸ばしました。
決まりました。
うちで寝ていても事態は動くね。
新しいfax電話とか買ってよかったな。
あのね、ユユ子さんからfaxメールをもらったよ。
ユユ子さんの庭の様子が綴られていてね、バラやジャスミン、バナナの木やみかんの花の匂いがほんとうに漂ってくるような気がしたよ。
るす電にすみすみさんの元気な声も入っていたよ!
ありがとね!