おはようございます
がん看護カウンセラー太田みきです。
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■赤血球減少時のケア
赤血球は、抗がん剤投与後2週目以降に減少すると言われています。
◆貧血症状へのケア
貧血が生じている患者さんの場合、体動による体力の消耗が著名となります。
なので、無理をする事は禁忌となります。
また、新陳代謝が低下し四肢の冷感を生じやすくなります。
なので、衣類や室温、掛け物調節も大事です。
◆輸血時のケア
貧血の程度によりますが、輸血が必要になります。
輸血をする場合には、輸血開始前、開始5分後、開始15分後、終了時には看護師が観察を行いますので、ご了承ください。
(病院によっては、多少違いがあるかもしれません。)
輸血中に異変を感じた場合には、我慢をせず看護師に報告をしてくださいね。
◆患者さん・家族への指導
急激な体動は避け、ゆっくりと動くようにしてください。
ふらつきやめまいなどがある場合には、大丈夫と思っても看護師を呼んでから動くようにしてください。
■ヘモグロビン値と貧血症状
9~10g/㎗
皮膚・口唇・口腔粘膜・眼瞼結膜の蒼白
8g/㎗
心拍数の増加、動悸、息切れ、微熱
7g/㎗
頭痛・めまい・耳鳴り・失神・倦怠感・四肢冷感・思考能力低下・酸素不足による狭心症発作
6g/㎗
心雑音
5g/㎗
口内炎・筋肉のこむらがえり・食欲不振・悪心・便秘・全身の酸素欠乏による低体温症
3g/㎗
心不全・浮腫・昏睡(生命にとって危険な状態)
次回は、血小板減少時のケアについて更新します。
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