おはようございます
がん看護カウンセラー太田みきです。
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骨髄抑制(こつずいよくせい)って聞いたことありますか?
程度の違いはあれど、骨髄抑制は抗がん剤治療をしている患者さんには必ず起こる副作用になります。
■骨髄抑制とは?
抗がん剤治療によって骨髄中での血球産生が障害された結果、末梢血中の血球(白血球、赤血球、血小板)が減少する状態を骨髄抑制と言います。
■骨髄抑制の治療
◆白血球減少の治療
白血球の減少では…感染に注意が必要になります。(発熱、意識レベル、血圧、呼吸状態の変化、口内炎、下痢など)
G-CSF(ノイトロジン、グラン、ノイアップ)の投与によって好中球を増やし、好中球機能を高め、骨髄減少期を短縮することが出来ます。
皮下注射で投与が原則だったりしますが、わたしが勤務していた病棟は血液疾患の患者さんが多かったので静脈注射で投与することが多かったです。
◆赤血球減少の治療
赤血球の減少では…貧血症状に注意が必要になります。(眼瞼結膜貧血の有無、めまい、ふらつき)
病院や患者さんの状態にもよりますが、原則としてヘモグロビン>7g/㎗を目安に赤血球輸血を行います。
◆血小板減少の治療
血小板の減少では…出血症状に注意が必要になります。(皮下出血、粘膜出血の有無、下血・血便の有無、鼻出血、突然の麻痺や意識レベルの変化など頭蓋内出血を疑う症状の有無)
原則として、血小板1~2万/μlを目安に血小板輸血を行います。
次回は、骨髄抑制のケアについて更新します。
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