おはようございます
がん看護カウンセラー太田みきです。
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きょうは、脱毛について更新していきます。
抗がん剤の副作用の中では、一番気にされる方が多い副作用かもしれませんね。
ボディイメージが大きく変化してしまいますので、患者さんの心理面に与える影響が多い副作用の1つです。
髪の毛だけが抜ける…というイメージを持つ方が多いですが、実際は眉毛・睫毛・腋毛・陰毛など全身の毛が抜けます。
脱毛の発症機序ですが…
毛包内の毛母細胞は、骨髄や消化管粘膜と並んで、抗がん剤の影響を受けやすいと考えられています。
抗がん剤による脱毛は、障害を受けた時点の毛周期により「成長期脱毛」と「休止期脱毛」の2種類に分けられます。
成長期脱毛では、10〜20日程度で急速に脱毛をきたします。
脱毛をきたす代表的な抗がん剤は
・シクロホスファミド(エンドキサン)
・ドキソルビシン(アドリアシン)
・イリノテカン(カンプト)
・パクリタキセル(タキソール)
・ドセタキセル(タキソテール)
・エトポシド(ペプシド)
・メトトレキサート(メソトレキサート)
・ビンクリスチン(オンコビン)
・フルオロウラシル(5ーFU)
・ゲムシタビン(ジェムザール)
・シスプラチン(ランダ)
脱毛の過程としては
1日目:抗がん剤治療開始
↓
10日後:脱毛が始まる
↓
20日後:脱毛が目立つ
↓
30日後~60日後:この間にほとんどが脱毛
↓
化学療法終了
↓
3か月後~10か月後:毛髪の再生が始まる
上記のようになっています。
過程を見て分かるかと思いますが、時間はかかってしまいますが毛は生えてきます。
次回は、脱毛のケアに焦点を置いて更新していきたいと思います。
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