今年ももう残りわずか。
この時期になると毎年、多くの人々がそうしているように、私も1年を振り返ります。
どんな事があって、
何を感じ、
何をする事が出来たのだろう?
私にとって2015年は、決断し、行動した年だった様に思います。
フランス語で2種類のDiplômeを取得し、
手仕事習得のため、友人にお願いしてお店で勉強させてもらい、
実際にクリスマスマーケットで作品を販売させてもらったり。
そして念願の新しい家族、柴犬のライトを迎えました。
それでも、何よりも一番大きかったのは、
将来進みたい道を、生き方を、相方と共に見つける事が出来た事だと思います。
フランス行きが決まり仕事を離れる事になってからずっと、
次は自分のエネルギーを、会社の利益のためではなく、
何かもっと違う方向へ使いたい。
漠然と、そんな風に考えていました。
考え、悩み、迷いながら、
少しずつ少しずつ形が出来上がり、今に至ります。
大切にしたい思いや、進みたい方向は、
急いで捻り出すのでは無くて、
様々な経験の積み重ねの中で、
多くを感じ、考えていく内に、
乾いた大地に水が涌き出すように、
何時しか無視できない程大きな存在となり、
「これだ」という感覚とともに、心を潤しました。
そんな、人生で初めての感覚を、信じてみたいと、
そんな風に思えた2015年。
大人になればなるほど、人生における大きな方向転換は難しくなる様な気がします。
それが世に言う「金銭的な安定」を失う物であれば尚更。
そういう時、不安は付きまとう物だと思うけれど、
不安に思わないように努力するのではなく、
不安を恐れない勇気が必要なんだと、この夏、そんな風に思いました。
昔まだ学生だった頃、何かの本で読んだ言葉でとても印象に残っているものがあります。
「大人が本気で遊んだら、それが仕事になる」
そんな表現だったように思うのですが、
当時は「そんなの、一部の人に限られている。人生そんなに甘くない。」
そんな風に、やけに冷静にその言葉を眺めていた気がします。
でも今、十年以上も前に見たその言葉を思い出し、
「二人なら出来る」という根拠の無い自信と、
「実現させたい」という確固たる信念を抱いている自分がいます。
若い頃の方が夢見がちなイメージだったけれど、
私の場合確実に、若い頃の方が石橋をたたいて渡り、
年を取るに連れて冒険を繰り返している、そんな人生です。
80歳まで生きていたら、どんなファンキーなおばあちゃんになるんだろう?
この調子で冒険をし続けて、2016年もチャレンジし続けていきたいと思います。
2015年もありがとう。
皆様、良いお年を!