20 Novembre 2014 | 平山美春オフィシャルブログ「Miss. T.」Powered by Ameba

20 Novembre 2014


サマータイムが終わりを告げ、秋を通り越して本格的な冬に入ったParis

こっちに住み始めてから2ヶ月しか絶っていませんが、街中を歩くのが楽しすぎて、早くも靴を2足も壊してしまいました...東京では目的もなく歩く事が少なかったので、学校へ行く時ですら遠回りしたい気分になってしまうのがパリの魅力。(少しの遅刻はなかったことに...笑)

そしてやはりアートの街。街中に普通に美術館が点在しているので、帰り道に寄ってみたり、休日にゆっくりブランチした後にふらっと寄ってみたり。有名どころはこちらに来た当初に回りましたが、他にも素敵な場所がたくさん。そして学生ということで、Gratuit (無料)or割引で入る事も可能。学生というだけでたくさんの優遇があり、本当にParisは学生に優しい(お財布に)優しい街だと実感します。

この間はMusee d'Art Moderne パリ市立近代美術館へ。
16区、パレドトーキョーの東に位置しています。








何かイベントが開かれていたみたいで、目の前にはレッドカーペットが!
なんとなく良い気分になったので、レッドカーペットの上を歩いてみました。(モデルウォークじゃないよ笑)

ここの美術館は素晴らしい20世紀の作品をたくさん置いてあるのにも関わらず、学生、一般...すべての人がGratuit!!(無料)これは行くしかない。
所蔵作品はラウル・デュフィ『電気の精』藤田嗣治『礼拝』アメデオ・モディリアーニ『青い目の女』など。
パブロ・ピカソの作品なども展示されています。

やはり入って一番に目を引くのはラウル・デュフィ『電気の精』










上には古代から現代への「技術の発展」が、下にはそれに関わったた108名の「科学者・技術者の姿」が右から左へと年代順に描かれています。そして科学者・技術者の名前まで一人一人丁寧に書かれていることに驚き、絵を見ただけでは判別できないであろう私は、その優しさに感謝しました。笑。


もう一つのお目当てがこちら。藤田嗣治『礼拝』





フランスにて帰化し、レオナール・フジタと改名したアーティスト。現在彼を題材にした作品がParisで撮影されているみたいで、その映画が公開される前に作品と彼のアトリエ兼住居は行っておきたかったので、タイミングよく見る事ができてよかったです。残すはパリ郊外にある彼の住居兼アトリエを訪ねるのみ!


私が今の気分で選んだ、美術館内でのお気に入りの作品はこちら。
Lucio Fontana ルーチョ・フォンタナ








シンプルだけどいろんな事を想像させてくれる作品。切ったキャンバスの奥の闇が深くて、そこにひきこまれそう、もしくは何か出てきそう...とちょっと怖いイメージだけど。
もし美術館の中でどれでも1点だけ持って帰ってもいいよ!と言われたら(絶対にあり得ないけど)
迷わずこれを選ぶと思います。



Parisにはお金をあまりかけずに遊べる場所がたくさんあって、調べている時間から楽しめます。
美術館で言えば5年ぶりに改修を終えて再オープンしたピカソ美術館に行ってみたいな~
絶対に混んでるから、今度は平日の午前中限定かな...