【クリウェス小説】その手がつかむものは6【また腐向けから少し遠のいたorz】 | 第17番倉庫

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 つれづれなるままにうんたらかんたら…

 うん。くっだらないことしか書いてないお^p^

 ひゃっはーww




 エクセラの口調が事情により変化してたりまさかの人物と***ってたりするけど気にしなーいでっ☆




 ウェスカー←エクセラっぽい描写があります(ちょみっとだけ)




 前回はこちらからどうぞ





















 15年前の新聞。




 昔の新聞を調べるとき、大体の人間が図書館で調べるだろう。というよりか図書館やそういう関連の資料館みたいなところしかないだろう。




 しかし、そういう場所で探していた・探そうとしていたそれが朝早く出社したら職場の自分のデスクに無造作に置かれていたのである。




 クリスはこの事態に非常に困惑していた。




「えっと…これは…」




「調べてるんでしょ。ここの資料にあるんだもの、わざわざ図書館なんていかなくていいじゃない」




 これを置いた本人であろうジルはまるで些細なことのように言い放った。




「え…いや、調べてるなんて言いましたっけ。俺…」




「だってセルゲイの奴が調べるようにいったみたいだからファイルから引っ張り出しといてもらったのよ。ねえゼブラ」




「ああ」




 クリスはプライバシーというものが保障されないことの恐ろしさを味わった。




「ああ、大丈夫よ。仕事関連だけだもの、それにセルゲイの奴に下手に動かれたらこっちの商売上がったりだわ。ウェスカーは個人では大口の取引相手だもの」




 そんな大物をこんな新人に任せてどうするんだ。




 クリスは急に転職したい衝動に駆られた。




「ここやめたら借金で生き地獄よ」




「……はい」




「よろしい。じゃあその新聞を元に自分なりにいろいろ調べてみなさい」




 客のことは自分で知らなきゃ身につかないわ。新規開拓の訓練だと思いなさい。




 そういいながらジルはオフィスを後にした。




「ま、そういうことだ。がんばれよ。俺は営業行ってくるからあの世紀末野郎が帰ってきたら車の荷おろし手伝ってやってくれ」




「りょうかいっす」












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「外出ですか?」




「たまには日の光も浴びんと体に悪い」




「でも、もう少し日が傾いたらのほうがいいんじゃないですか?」




 あまり日の光を見てはいけない。




 というより日の光を浴びてはいけない。




 ウェスカーが生活にこのような障害を持つようになったのは15年前のある出来事からである。




 それが起こる前は彼は普通に物を見て日の光を浴び、今では必需品となっているサングラスもたまに必要になったらつける程度のものだった。




 しかしその出来事以来、彼の眼球から色素のほとんどが失われ、まるでアルビノ患者になってしまったかのような生活が続いている。




 大学の彼の研究室のガラス、照明器具、光を発する機器の全てにUVカットのフィルムが張られ、常日頃から着用しているサングラスは弱視のための視力補強とUVカット機能がついているものに変えられた。




 それでもまだ日常生活がこなせるレベルに達しない視力と視覚障害のため、住処にしている研究室はともかく外に出るともなると助手のエクセラがついていなければうっかり道路に飛び出して轢かれかねないような状態なのである。




 しかしエクセラがいつも暇かといえばそういうわけにも行かない。




「今夜はアーヴィングとデートなんです。出来れば明日にしてもらいたいんですけど」




「あの男はどうも好かん」




「私が馬鹿が好みだって知ってますよね」




「馬鹿は手に負えないと困るからな、せいぜい手に負える馬鹿にしとけよ」




「もう自分から惚れて尽くしつかれるのはごめんです」




「ではあの馬鹿はさしずめペットか」




「正解」




 身も蓋もないような会話だが彼らの間では日常会話だ。




 一度は破局を迎えた男女にしてはなかなか良好な関係とも言える。




 ちょうど五年前にエクセラが惚れ込んで押しかけ女房的な付き合いを始めた二人は、その一年後エクセラの愛してもらえてない感覚からの不満の爆発という形で幕を引いていた。




 まだ若かった彼女にはウェスカーの「私はお前をそういう対象で見ていない」という態度はやはり酷だったようだ。




 しかし仕事上のパートナーとしては互いにこれ以上いい人材はいなかったため現在に至る。




「いい加減教授も誰かそういうパートナー見つけたらどうです?」




「まあそのうちな」




 この返事を返されながらも「そのうち」はいつまでもやってこないのが最近の彼女の悩みだった。






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「では今日はこれで」




「あの馬鹿によろしくな」






 日が傾きかけ、象牙の塔から学生や職員が帰りつつあるころ。後二時間もあれば完全に夜が来る時間帯。




 ウェスカーは一人、研究所に備え付けの仮眠室(三部屋あったうちの一つを完全に私物化)で白衣から適当な私服に着替えていた。見事に黒い服しかないのは彼自身の服の反射で目に負担をかけないためである。




 研究所の周りくらいなら大丈夫だろう。




 ついでに今日は外で夕飯を買ってこよう。




 そんなことを思いつつ、ウェスカーは助手に止められていた一人外出を決行した。





















●to be next●









 あれ…クリスどこ行った…oh…




 とりあえずウェスカー君の冒険(笑)が始まります。




 としかいえません。




 まだ春課題終わってないからこれからやってきます;




 あと休み終わったら更新速度下がりそうなんでモバイルから何とかできるようにがんばってみます。



 あとさっさとクリスとウェスカーからませなきゃ…よし、次こそ絡ませるぞ☆



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