「憂うつ」と「うつ病」はどこが違うの?
■「私ってうつ病?」と心配しすぎていませんか? 現代人がかかりやすい心の病に、うつ病があります。うつ..........≪続きを読む≫


今朝、いつものように何を書こうかと考えていて、アメーバの注目ニュースを見ていたら、コメントランキング2位の「「憂うつ」と「うつ病」は、どこが違うの?」が、目にとまりました。


ここに書かれていることは、うつ病経験者や興味があって少し勉強すれば当たり前に言われていることだし、記事の最後に「あくまでも目安で全て同じ症状ではない」と、書かれており、これは、正しい事で、一般化して固定観念にしないことは大切なのですが、逆に、この但し書きで、ここに書いていることに対する非難に保険をかけているようで、「まあ、マスコミのやることって、こんなもんだよな」と、感じてしまいました。


でも、やはり決まり文句の「専門的な治療をすれば、必ず良くなります」が書かれていました。


これは、このライターが、馬鹿の一つ覚えのようにこう言い続けている医者たちの意見を鵜呑みにして書いていることなのでしょう。


治っていない人たちが存在していることを知らないのは、自ら産業カウンセラーの資格を持ちながら、健康、医療、メンタルヘルスを専門にするライターとしては、どうなのだろうか。


これが正しいとすれば、完治しているとは言い切れない俺は、人としてダメなのか、人間として何か問題があるのか。


何か、こうして「治療すれば完治する」が繰り返されると、「医者にかかれば治るから、医者にかかりなさい」と宣伝して、医者にお客を呼び込んでいるようにさえ勘ぐってしまいます。


そもそも、うつ病の研究は、まだまだ解明されていない部分が多いと言われています。


今、精神科などで処方されている薬は、脳内物質のドーパミン・セロトニン・ノルアドレナリなどを増やす効果があるとされる薬です。


これらの脳内物質が不足すると、気分の落ち込みなどの症状が出るとされており、それを薬で増やすことで、気分の改善を図り、症状をなくすとか軽くするのです。


つまり、これらの薬は、根本原因を直すと言うよりは、対処療法であって、風邪薬なども、風邪の根本治療ではなく、熱を下げる効果のある薬とかのどの痛みを解消する効果のある薬を症状に合わせて複数のむのと同じです。


また、脳内物質もまだ仮説としている解説もあります。


ただ、このうつ病に関する色んな解説を見てみると、「うつ病の原因は、セロトニン不足と言われています」と、書いてあったりします。

でも、ここにも「ある有力な説では…」と、但し書きがされているのですが、人は、往々にしてこれを読んでも、後に書かれている「不足と言われています」に目が行ってしまい、これが一つの説であることを見逃して、それが正しい情報と思いこむことがあります。


それは、色んなアンケート結果を見ても、例えばある項目が70と書かれていると、「そんなの多いんだ」と、考えてしまい、それに該当しない30の存在に目を向けず、70を単純に多いとだけ判断してしまうこともあるのではないでしょうか。


これは、「DV被害者のほとんどは、女性です。」でも、確かにほとんどは女性かもしれないけれど、「ほとんど」であって、全てではない、少ないけれど男性被害者もいることを同時に認識しないといけないと思うのです。


これらは、ある意味「マインドコントロール」であり、「洗脳」でもあると思います。

大げさではありますが、これらが進んだものが、戦争時における「プロパガンダ」で、これらの情報操作によって、人の考えはある一つの方向に流れてしまう危険性があるのです。


書く側にその意図が無くても、結果そういうことも起こりかねないのです。


確かに、うつ病の再発を繰り返し完治しない俺や、妻からのDVを受けている夫は、少数派かもしれません。


問題の深さや多さによって、そちらを重点的に対処するのは仕方のない事だし、大切なのですが、そんなマイノリティを捨てていいわけがありません。


もちろん、見捨てられているわけではなく、まだまだ少ないけれど、再発の実態を知らせた【うつ病治療、常識が変わる 】の放送や、男性のDV被害者を援助する団体、シングルファーザーを支援する団体など、色んなマイノリティ達の支援はありますが、やはり一般の方達の認識の低さや偏見・差別は、こんな情報に左右されることが多く、それらの目を養う必要があると思います。


先のこのライターの書いた「あくまでも目安で全て同じ症状ではない」は、書く側では、このことを書くことが大切なこととの認識があるかもしれません。


しかし、それは読む側が決めてしまうことです。


これは、文章だけではなく、講演やセミナーでも同じで、聞く言葉でも受け手によって変ってしまいます。


だから、書く側の俺としても、これまでも、何度か「俺の書いていることは俺の考えであり、それが全て100%正しいとは限らない。色んな情報の中から、どれが正しいのか判断するのは、受け取る側の判断」と、書いてきました。


ある程度アクセスが増えたとはいえ、影響は低いかもしれませんが、それは、これからも気を付けていきたいと思っています。


だから、訴え続けます。


情報は、一つの出来事に対しても、多くの情報を見て、ただ鵜呑みにするのではなく、書かれていることの裏側を読んだりして、それらから自分で判断し、自らの考えと共に自分のものにしましょう。


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