源氏絵と伊勢絵-描かれた恋物語
源氏絵は源氏物語が描かれた絵 伊勢絵は伊勢物語が描かれた絵
この美術展を知った時、源氏絵はすぐ思い浮かんだけれど、伊勢絵??
伊勢物語が思い浮かばなかったです。。。
伊勢物語は在原業平がモデルとされる歌物語
タイトルの由来は在原業平らしき男が伊勢斎宮と密通してしまうエピソードからだとか!
恋の遍歴を綴った『源氏物語』 この物語は在原業平らしい男の一代記『伊勢物語』から着想を得たといわれています。
その関係はそれぞれの物語を描いた絵にも関係していることから、今回の美術展が開催されました。
会場に入って最初に“貴公子の肖像”として
岩佐又兵衛の絵がありました
在原業平と
源氏です。
顔が印象的な絵
岩佐又兵衛の絵がもう一枚
伊勢物語 くたかけ図
この絵、内容がユーモラスでした。くたかけとは鶏の古名だそうです。
他の伊勢物語の絵と並んで展示されていたのですが、やっぱり気を引く絵ですね。岩佐又兵衛、印象的
源氏物語の屏風も多く展示されていて
私はジュニア用の源氏物語を読んだ頃紫の上が好きだったのですが、
『若紫』のところで幼い紫の上が
「犬君がすずめを逃がしちゃったの」と言うところが特に心に残った思い出があって、その場面を描いた絵があってうれしかったです。
ポスターもその部分が使われていました~
五十四帖すべてのシーンを描いた屏風もありましたね。 源氏物語はやっぱり人気があったんですねぇ