オリンポスの咎人1マドックス ジーナ・ショウォルター | ちわ☆わんつーmemory 

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日々の忘れたくないこと

パンドラの箱を開け、神に罰を与えられた暗黒の戦士たちの物語

タイトルと設定に非常に興味を覚え、イラストに惹かれて
でもロマンス小説ということで悩んだ末にシリーズの第1巻のみ買ってみました。
レビューでは低評価の作品。1冊だけの購入で正解でした。完全には読了できませんでしたから。。。

オリンポスの咎人〈1〉マドックス (MIRA文庫)/ジーナ ショウォルター
¥940 Amazon.co.jp
アシュリンはその場所で過去に交わされた声が聞こえるという制御できない力に悩まされ、幼い頃から喧騒の中で孤独に生きてきた。そんなあるとき、訪れたブダペストで不思議な噂を耳にする―森の奥深くに人知を超えた力を持つ男たちが住んでいる、と。忌まわしい力から逃れるため、藁にもすがる思いで夜の森に入ると、紫色の瞳の屈強な男が目の前に現れ、今すぐ立ち去れと脅してきた。だが無慈悲なまなざしのその男といると、声なき声が静まり返っている。アシュリンは喜びに我を忘れ、謎の男に懇願して自ら囚われの身となった。(内容紹介より)
発行所がハーレクインになってました。
文庫の装丁だから違うと思っていたのでびっくりです。

1巻はブタペストの城に暮らす戦士たちの中で、最も過酷な呪いをかけられたマドックスの物語

数千年まえのこと。
ギリシャの神からパンドラが聖なる箱を守る役目を任された。それを妬んだ戦士たちはパンドラを襲った。戦士としてのプライドが許さなかったのだった。
箱を開けたとき、箱に封じられていた諸悪の魔物が世界に解き放たれた。
神々は罰として彼ら一人一人の心に悪を封じ込めた。
そしてわが身に封じられた悪魔に操られたマドックスはパンドラを殺してしまう。神はマドックスに更なる呪いをかけた。毎夜パンドラを殺したのと同じ方法でマドックスは真夜中に死を迎える。腹を剣で突き刺されて。断末魔の苦しみを毎夜味わうのだった。

悪魔に支配された戦士たちの行いは破壊活動となり、人間がたくさん殺された。
その結果、果敢な人間が団結し戦士たちを滅ぼそうと「ハンター」となった。

ハンターと戦士たちの戦いは続き
ハンターは狡猾にも「餌」として女性が戦士を誘惑しだまし討ちにする方法を考え出した。

ハンターから身を隠しブタペストの城に住む6人の戦士

“暴力”の番人マドックス
“死”の番人ルシアン
“怒り”の番人アーロン
“苦痛”の番人レイエス
“淫欲”の番人パリス
“疫病”の番人トリン


アシュリンは過去にその場で話された声が聞こえる。
この特殊な能力は親にも気味悪がれ、彼女は親にも見離され、<協会>へ預けられ成長した。


ブタペストの町で天使とも悪魔とも言われる男たちが城にいるとうわさがあった。
ブタペストへ協会の役員と訪れたアシュリンは博士との約束を破って城へ。
ハンターの餌と間違われたアシュリンの前に現れたマドックス 
アシュリンはマドックスのそばにいると過去の声が聞こえないことに気がついた。

お互いに惹かれあうマドックスとアシュリン

何千年も戦士たちを無視し続ける神
オリンポスを支配していた神族をタイタン族が打ち負かし支配権を奪ったという。
タイタン族は戦士をどうするつもりなのか?

ハンターとの戦いに明け暮れていた戦士たちがいた。
“秘密”の番人アムン
“嘘”の番人ギデオン
“破壊”の番人ケイン
“疑念”の番人サビン
“征服”の番人ストラーダー
唯一女性の戦士
“悲嘆”の番人カメオ

彼らがマドックスたちに助勢を願うためブタペストに現れた。



この作品、マドックスとアシュリンのラブラブ場面を抜いてしまえば、とてもおもしろそうな作品なんですが。。。
なんせハーレクインですからラブラブの方が主体な本です。
それもマドックスの欲望ばっかり目立ってます。ちわ☆わんつーmemory-7482.gif
マドックスの頭の中は「アシュリンを抱きたい」ということばかりって感じです。

となるとシリーズすべてがそれぞれ番人と新しいカップルが出てきて~

男と女 シチュエーションは変わってもやることは一緒
これBLにもあてはめられますが、だんだん飽きて来る。。。
だから設定に頭を使うんでしょうが。  人間がちゃんと描かれていないとね~
この小説読んでいて、とても純愛には感じられませんね。

残念ですね。
設定だけで新たな作品を読みたいくらいですよ~ちわ☆わんつーmemory
最高な設定で、最低な話。私の感想ですけど。




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