そのレシピの注意事項がかわいいです。
“鳴家が五匹。一匹ずつ60数える間煮る。” 要するに5分煮るのですが、鳴家が数えている姿が想像できて微笑ましい。
【用意するもの】の後に【用心するもの】とあって“味見と言って食べられてしまわないように”という注意書きもありました。
- やなりいなり/畠中 恵
¥1,470 Amazon.co.jp - いつも大賑わいの長崎屋に、史上最高の千客万来!? 大人気「しゃばけ」シリーズ第十弾は、新キャラクターがてんこもり! 全話に「レシピ」も付いてます!(内容紹介より)
今回は妖怪だけでなく幽霊まで登場します。
母親おたえの守狐も最近はよく出てきますね。
『からかみなり』では歌川豊国も話題に上ります。
若だんなの離れでは妖怪たちが日頃起こった出来事を「ああだ、こうだ」と想像しながら自分の意見を披露します。
今回は若だんなの身近に起こった不思議な話。
妖が絡んだ作品ですが最後の《あましょう》は後味の悪い作品に思えましたね。。。
描きたい内容の根底は理解できるのだけど、さわやかな感じは受けませんでした。
10巻も続けば事件もそれほど起こる訳でなし。
日々の営みの出来事になるのは仕方ないです。
大きなゴールが待っているお話ではないし。
今回はレシピも載って目先の新しさはありました。
若だんなや仁吉たち兄や。鳴家の動いている姿を読めれば満足。ただし、そこが飽きてくるきっかけにもなりうる怖さかも。。。
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