ダメダメ人間 それでも走り続けた半世紀 鈴井貴之 | ちわ☆わんつーmemory 

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日々の忘れたくないこと

『水曜どうでしょう』を見ているうちにファンになりました“ミスター”こと鈴井さん
この本は2冊目だったのですね。 1冊目は読んでません。
でも「水どう」が始まった頃のエピソードが載っていて満足です。
ダメダメ人間 それでも走りつづけた半世紀 (ダ・ヴィンチブックス)/鈴井貴之
¥1,260 Amazon.co.jp
伝説的人気番組『水曜どうでしょう』の“ミスター”こと鈴井貴之の初のエッセイ的小説『ダメ人間』の続編。メディアでの活躍の場を広げて行く裏側での葛藤や映画監督としての苦悩、そして12年ぶりOOPARTS再結成と、鈴井貴之の知られざる衝撃エピソードを満載した一冊(内容紹介より)




水曜どうでしょう」このタイトルの意味がわかりませんでした。番組を見始めてから不思議に思っていたのですが、『水曜ロードショウ』をもじっただけだった。 わかって納得ですが…

北海道のこの番組。東京MXテレビでの放送も水曜日だった。今は土曜日に移動してしまい、ついつい見忘れてしまいます。
初めて「水どう」を見たのが<ユーコン川をカヌーで160キロ下る>というもの。
この時のエピソードも初めて知った。
ミスターは行きたくなくて、個人的に嫌いな企画だったという。でも藤村Dの夢が「ユーコン川をカヌーで下る」だった為、無理やり実現した企画だった。知らなかった。見始めの頃だから、大泉さん以外は把握できてなくて「なんなのこの番組?」と不思議な番組だと思って見ていた…
この時のミスターは初めての無謀な企画に家族に置手紙までしたという。


大泉さんが何も知らされずに海外へ連れて行かれるのもテレビで見ていて
「いくらなんでも知っているでしょう」と思いましたが、ホントに知らなかったのかな?
「俺は日本出るとは言ってきてねえんだよ親に」
我が家でも大爆笑のシーンでした。

原付ベトナム縦断1800キロ
毎週見ていたから、トランシーバーをミスターが落としてしまったエピソードもしっかり知っていた。
毎週カブで走っている後ろ姿を追っていたカメラ。でもその時ミスターがこんなにも孤独を感じていたなんて…


そして監督として活動しているミスターの事はほとんど知らなかった。

別人格のような“自己嫌悪”との対話
やはり演劇に係わった人の文章表現方法です。
初めて知ったミスターのこれまでの生き方でした。


北海道にこだわり、演劇にこだわり、やがて変化し…
「地方」ということばへの反発。それは中央ということばの反対語だから。

東京で生まれて、東京で生活している私にはうかがい知ることのできない感情です。
そこまでなぜ生まれた土地にこだわったのか。
最後にあるように、自分も出たかった。出る機会を逸した。だからこそ、逆にそこにこだわることでプライドを守り、意地を通したのか?


それでも、自分の生きている土地が一番という心理はわかります。
地球のなかでの日本という地域が私にとっては一番だから。
それはミスターが韓国で感じた日本人としての意識を読んで感じたこと。

一ファンとして興味本位で選んだ本でしたが、ミスターの内面をずいぶん知りました。

「ダメダメ人間」なんて謙遜しているけど、やっぱり大した人ですよ。
そして、奥様も大した人です。



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