シリーズ2作目と言っていいこの作品『闇ツキチルドレン』タイトルに興味があって読みました。表紙イラストもいいのだけど、本文中にはイラストがない！残念…
1作目が未読でしたが問題なし。
- 闇ツキチルドレン (講談社ノベルス)/天祢 涼
￥928 Amazon.co.jp - 殺意の矛先は犬や猫、そして人間へ―。小さな地方都市を震撼させる事件の容疑者は、県警本部長も務めた元警察官僚・最上倉太朗! “共感覚”美少女探偵・音宮美夜は妙な出会い方をした高校生・城之内愛澄とともに捜査を開始する。だが最上は「私は音宮くんを殺したい」と宣戦布告! 狙われた探偵は、裏を知り尽くした男を追い詰められるか。(内容紹介より)
登場人物にくせがあり過ぎ！ 特に男性は嫌な奴ばかり。こんな変態男ばかりがなぜ出てくる？
そう思うほどです。最初は出てくる男性陣の人間性にげんなり。酷過ぎない？なんて言いたいくらい。
なぜか内容も突拍子もない捜査なのに惹きこまれるんです。不思議です。犯人が誰なのか？気になってとうとう最後まで引っ張られて読了です。
美少女探偵美夜、彼女は共感覚＝キョウカンカクの持ち主。
“共感覚”とは音が聞こえるだけでなく、色として見える特殊能力 殺意や怯え、嘘は色でわかってしまう！
警察組織の矢萩とのつながりが1作目を読んでいないのでわからないのですが、彼の依頼で動く美夜。
美夜が敵に対しては冷静なのに、時に素が出るのがおかしい。これも地なのか演技なのかも謎なのですが。
ある都市で起こった事件、猫や犬から人間が襲われるまでに発展してしまった。
犯人が甲高い笑い声を発したことから付けられた「チャイルド事件」
疑われているのは元警察官僚の最上だが美夜は最上の孫娘津希子が怪しいのではないかと探り始めた。
津希子の後輩愛澄は美夜にまとわりつき
「姐さん」と慕い無理やり助手となる。
捜査を開始した二人が動き出す。
そんな時にとうとう殺人事件が起きてしまった。 月が事件に関係するのか？
久しぶりに不思議な作品です。メフィスト賞ですから
銀髪の美夜はけっこう魅力的かも～
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