カポディモンテ美術館展 国立西洋美術館 | ちわ☆わんつーmemory 

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日々の忘れたくないこと

上野の国立西洋美術館で開催中のカポディモンテ美術館展は26日(日)まで ちわ☆わんつーmemory-6757.gif ライトアップされた看板です
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少しだけ興味があったけど、忙しいから行くつもりはなかった展覧会 

ところがカポディモンテ美術館展公式サイト には出ていないけど

アルテミジア・ジェンティレスキの「ユディトとホロフェネス」が来ている


参考にしているブロガーさんが写真を載せてくれたので気がついた。もう少しで見落とすところでした。
中野京子さん著『怖い絵』で知った画家ですちわ☆わんつーmemory 「怖い絵」中野京子―記事
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アルテミジア・ジェンティレスキ、女性画家です。陰影の描き方がカラヴァッジョの影響を受けていたため、この作品はカラヴァッジョの作ではないかと思われていたが、アルテミジアの作品とわかったそうです。


けっこう大きな作品で、本で見たのとはやはり迫力が違います。ベッドの血がしたたっているところ、ホロフェネスの目。

ただし剣の先だけは薄っぺらな感じ。最初は剣の先とは思わなかった。

女性の描いた作品と思うとよけい怖さを感じます。アルテミジア自身が先輩画家に乱暴された経験があるそうで、その過去を知るから、絵の見方もさらに薄ら寒さを感じてしまうのか?

実物が見れたのはシアワセでしたちわ☆わんつーmemory-6757.gif



今回は音声ガイド用のシートがとてもよかった。
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絵が載っています。そこをタッチペンで押さえると、音声ガイドが聞こえます。わかりやすい~

カポディモンテ美術館=ナポリの美術館。ルネッサンスからバロックまで。ファルネーゼ家とブルボン家が収集した作品を展示



美しい女性の作品がいくつもあって印象的です。


ポスターなどで使われているパルミジャニーノ作貴婦人の肖像(アンテア)
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肖像画は好きです。こんなきれいな女性の肖像画、うれしいですが、この女性は娼婦か花嫁か?わからないようです。

テンの毛皮もドレスも豪華。


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フランテスコ・グアリーノ作聖アガタ

聖書にある逸話で題材としてよく使われる作品 

   シチリアを支配していたローマ人支配者に目をつけられた美しいアガタは、意に従わなかった為

   キリスト教徒であることを理由に捕らえられ、苦しみを与えられた。拷問で両方の乳房を切り取ら

   れるが夜中に聖ペドロが現れて傷を治した。

乳房を切られたので、胸が血に染まっている。これも怖い絵ですね。でもこのアガタが、ステキなんです。目が特に。


聖アガタの絵はもう1点

マッシモ・スタンツィオーネの作品聖アガタの殉教も展示

こちらは胸に刃が迫っている。ハラハラするような作品です。



怖い作品はユディトがもう1点

マッテア・ポレーティの作品ユディト こちらのユディトは豊満でしたが、ホロフェネスの首が完全に切られていた。

マッテア・ポレーティの作品は聖ニコラウスも展示

これはサンタクロースのモデルになった聖人ですちわ☆わんつーmemory-922.gif


妖艶な作品もあった
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アンニーバレ・カラッチ作リナルドとアルミーダ

大きい作品なので、これも迫力ありました。 アルミーダがステキ 美しいちわ☆わんつーmemory-711.gif   この美しい女性、実は魔女ということです。

トルファード・タッソによるバロック叙事詩「開放されたエルサレム」から

   十字軍の騎士リナルドは敵対するエルサレムの王女アルミーダの幻術で心を奪われる。


リナルドの姿が心を奪われている様子をよく表していますが、ほんとにアルミーダはきれいです。

作品数は少なめですが、美しい作品に会えます。


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