三浦しをんさんのエッセイ
こちらが第1弾です。この作品に『人生激場』とタイトルをつけたかったのに編集部の上層部がオーケーを出さず『しをんのしをり』がタイトルになったそうです。
私も『人生激場』のタイトルに惹かれて第2弾の方を先に読んでしまった。
編集部のセンスと決断も難しいところです。
- しをんのしおり (新潮文庫)/三浦 しをん
¥460 Amazon.co.jp - 「漫画の王国」に生れた小説家の乙女な日常生活。バンドを追っかけ上方へ、愉快な仲間と朝まで語り、わきあがる妄想の楽園に遊ぶ…色恋だけじゃ、ものたりない!なぜだかおかしな日常はドラマチックに展開―日本の政局も、家族の事件も、人気のTVドラマも、考え始めたらいつのまにかヒートアップ!「読んで楽しく希望が持てる」、笑い出したら止まらない、抱腹微苦笑ミラクルエッセイ(内容紹介より)
『人生激場』があまりにおもしろくて、娘に貸したところ、娘が今度は『しをんのしおり』を買ってきた。
エッセイはしっかりした読書時間が取れないときに、軽く読むのに好都合。
母と娘の会話など、しをんさんの語彙の豊かさ、表現力の巧みさにいつも感心させられます。
同じことを親子でしていても、我が家でこんな表現は思いつかないし、それをまた筆に表す力に脱帽してます。だから作家になれるのでしょうが。天賦の才ですね。
エッセイには妄想が…作家ってこんな妄想から作品へ広げていくのかなと思っています。
回りへの観察眼もすごいけど、それをこんな風に考え始めたらどんどん突っ走っていきそう。
それだけでもいいこと知った。でも妄想はしないけど。
あとがきにも『人生激場』からタイトルを変更させられた恨み言が、しをんさんらしい楽しい表現で綴ってありました。
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